※BL小説です、苦手な方&BLを知らない方はお戻りください
初シリアスなので注意です※
医者目線。
彼の名前は加藤 和人君
トラック事故のゆういつの生存者である
もう一人病院に来た少年もいたのだが
その少年は彼が目を覚ました数時間前に亡くなってしまった...
彼の言う「絢君」とはその息を引き取った美東 絢君ではないか
と今はご両親に聞いているところだが....
わかくして両目を無くしてしまった和人君にはいつも不思議な
現象がおきていた
最初目を覚ましたとき自分は絢だと名乗ったこと
それから毎晩の用に彼のベットには桜の花びらが落ちていること
ナースの間では「絢君が幽霊になって和人君を毎晩見に来てる
のではないのか??」とかいろんなうわさが流れ始めてきていた...
「先生」
「なんだい和人君」
「俺ね・・・、絢に会ったんだ・・・、」
「え??」
「絢はね俺に<お前は本当に和人なのか?>って聞いてきたんだよ
おかしなことをあまりにも本気で言ってるようにみえたから僕は笑ったんだ」
和人君は窓側の所まで車椅子で行き窓に頭をコツ...とあてて口を開いた
「それでね・・・、笑ったらなんかしらないけど朝日があがってね・・・・、
絢は消えてたんだ・・・、夢だと思うのなら夢にしたかったよ・・・、でもね・・・、」
「本当は俺が------なんだ」
彼がしゃべると同時に窓から強い風と桜の花びらが部屋に入ってきた
から俺はあわてて窓を閉める.....
閉める途中に庭に一人の少年がたっていた.....
少年は木に寄り添いこちらの病室を見ていた
少年と目が会ったら少年からペコリとお辞儀をしてきたので
俺も頭をさげてお辞儀をする...
すると少年は口を開きここからでは声が聞こえないが口の形を真似して
声を出してみる....
「お・ま・え・が・あ・や・だ」
お前が絢だ.....!?
俺は一歩下がってもう一度木の所を見ると少年はいなかった....
少年は俺に言ったのか...
それとも和人君に言ったのか....
わからない...でも....どういう意味なのだろうか....
「絢・・・・、」
「和人君?」
「絢が・・・・、」
和人君は俺を抱きしめると残りすくない力みたいな弱い力で
俺をギュッと抱きしめる....
「絢が・・・、絢・・・・・、」
「和人君・・・・・、」
触ってしまったら壊れてしまいそうな....
触れてしまったら崩れてしまいそうなそんな儚い君だった....
数年後.....
「絢・・・、言ってらっしゃい・・・・、」
「あぁ・・・、言ってくるよ・・・、和人もポチとおとなしく留守番してるんだぞ」
「わかってるよ・・・・、ほら・・・、」
和人は待ち構えている顔でキスを待つ....
俺はおとなしくキスをしていってきますと言う...
「行ってらっしゃい!!」
和人は満面な笑みで手を振る....
和人をさびしくさせないために犬を飼った
和人がさびしくならない様になるべく家にいる時間をふやした
和人が転ばないように家もリホームした.....
そうなんだ....
俺が絢なんだから....
みょうだった....
なんで俺が絢なんだろうか...
両親もなぜか俺を絢といい出す...
それはなんでだろうか???
<それは君がアヤだから>
そうか俺は絢だからか....
+++あとがき+++
終わり。
ついでにこれはなんですか
すごくダークネスっぽく
というか幽霊につかれる
ってすごく嫌ですw
ここまで見てくれてありがとうございました。