noon memo

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辺境のブログへようこそおいで下さいました。
蓮キョ大好き、でもヤシロ愛故に自家発電を始めちゃった
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2012,9,17 noon
Amebaでブログを始めよう!
○陛下のはなよめ最新刊を読んで触発されました。
最新刊は糖度高くて楽しかったです♪♪


中華系ファンタジーなイメージです♪
ちょいちょい○陛下の設定を借りています。后はバイトじゃありませんが。笑


蓮キョ←ヤシ



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長らく平和だったこの国が乱れ、
混乱の最中、剣をとったのは若き皇帝陛下。
元々軍部出身だった彼は、
迷うことなく先陣に立ち、兵を鼓舞して国境線を守っている。
そのおかげで、国の中心にある王都や城は安寧が保たれていた。


ただひとり、久遠陛下の后を除いては。





【髪の一筋にすら触れられぬ】






「お妃様…………キョーコ様。」

「ああ……社さん……。ごめんなさい、喉を通らなくて……」

麗しい鳳凰と石榴が描かれた皿の上にのる、庶民にはありつけない煌びやかな宮廷料理。
下草の感覚を持っているキョーコ様が殆ど箸もつけずにいることは珍しい。
……否、「珍しかった。」
陛下が出立されてはや3ヶ月。
ご無事だと報告は定期的に入っているものの、彼女の細い神経には過度なストレスがかかっていて、傍目に分かるほどやつれてしまった。


「無理をしてでも召し上がらないと。陛下が戻ってくるまでにキョーコ様が倒れてしまいます。」


「ええ……分かっているのだけれど……。」


「甘いものでもいかがですか?胡麻団子、お好きでしたよね?」


「ごめんなさい、社さんは宰相なのに……こんな侍従のようなことをさせてしまって……。」


「お気になさらず。丁度、お妃様への献上品に質の良い工芸茶があったので一緒にお持ちしますね。」


「……ありがとうございます。」


無理に微笑んでくれるので、こちらも口の端だけ持ち上げ目礼した。
部屋を出る間際、聞かせる訳でもなく呟かれた声は、今にも倒れてしまいそうなほどか細く、胸が締め付けられる。


『私が倒れたら、帰ってきて下さるかしら……。』


だめだめと頭を振る姿を、抱き締めたいと何度願っただろう。
何度、浚ってしまいたいと思っただろう。
けれど。
彼女に触れることは、彼女の死罪と隣り合わせ。
ぎり、と握りしめた拳から爪の形に血が滲んだ。


あの若き皇帝陛下は
俺のことを良く理解しているからこそ、俺にだけ、言い含めて出ていった。



『キョーコが、誰か男と通じたら、俺はキョーコを殺すよ。
あれは爪の先まで私のもの……誰にも渡す気はない。
社、私の他、誰にも触れさせぬよう気を配るといい……
后を憐れと思うなら、な。』


俺に対しての、牽制と。
数のしれない馬の骨から彼女を守る、そのための言葉。
きっと、陛下は……例え彼女が誰か他の人と懇意になっても
殺したりなんて、きっとしないけれど。



万が一、を恐れる俺は
髪の一筋すら触れられないのだ。




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社宰相とキョーコ后は下町で幼馴染みだった……なんて裏設定☆








こんばんはー。
最新刊をヤシロ氏が見詰めてみたネタ・2です。

うきうき書きましたが実際は混沌とした話です。
ベースは蓮キョ←ヤシですが、
ほんのちょびっと、おとこどおしの絡みがありますので
かけらでも嫌な方はご注意下さい。





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プロフェッショナルを絵にかいたような蓮の首筋に、
傷と言っても過言ではないキスマーク。いや、噛み痕。


想像したくなんてないのに、
脳裡に描かれるそれは
俺をどうしようもない気持ちにさせる。




【唇を寄せて思い馳せる】



控え室につき、蓮の衣装替えを手伝いながら
この件について、触れないでいるのはマネージャーとして不自然だ、と。
聞きたくないと心底思いながら、努めて明るい声で切り込んだ。


「つ、ついにキョーコちゃんもラブミー部卒業かあ!
お前のことだから律儀に部屋の中でも演技しきって
折角のチャンスもみすみす逃すかと思ってたけど!
良かったなあ!!」

泣き真似をしながら捲し立てれば
複雑そうな表情の蓮。

「いえ、社さんが想像しているようなことはありませんよ?」

「はあ??ハジメテの子に無体を強いたのは火を見るより明らかだぞ??」

隠すなよ、と続けた俺に蓮はますます顔色を曇らせる。
椅子をひいて腰掛け、視線は床からあがらない。
ん?なんだその反応。

「ま!!さかお前!!!告白も何もなく襲ったのか!!???」

「ちょ……!社さん声が大きいです!!違いますから!!!」

「なにが違うのか説明してみろ!!!」

「これは……なんというか……演技の果ての意地……だと思います、最上さんの……。」


疑問符を浮かべる俺に、蓮はざっくりと状況を教えてくれた。
付き合っていないし、キスマーク以上のことはなかった。
ヤンデレらぶらぶ兄妹の域は出ていない、と。

「演技の成り行きでそうなっちゃった感じなんですよ。」


困ったように眉を八の字にして、そんなことを言う。


「…………。」


その首筋に、あの子が自ら唇を寄せたのだ。


その、事実。





俺は衝動的に蓮の肩を掴み……
その噛み痕に口付けた。



「や、社さん!!??」



慌てふためく蓮の頭がこちらを向かないよう片腕を回して頭を抱き込み
歯をたて、二度三度と口付ける。



こんな行為を、好きでもないやつに、あの子がやれる訳がないのに。



「この噛み痕は、俺がつけた。」

「……?」

「近衛監督に聞かれたらそう答えろよ。キョーコちゃんのためだ。」

「…………はい。」



蓮の頭を解放して、手の甲で唇を拭った。



きっとあの子はもう、自分の気持ちに気付いている。


俺が失恋する日は、もうすぐそこ。





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うっかりするとヤシ蓮にも見えるしろものとあいなりました。笑

満足です!



こんばんはー。

不憫ヤシロ氏を投下しに参りました。

ヤシロ愛は決して報われる恋にだけ向いているわけではないのです……ww

一応、設定上は蓮キョ←ヤシですが、
蓮キョ出てきません。(またか←)



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「あ、社君、カイン・ヒールって知ってる?」


「…………いえ、知らないですね。俳優ですか?」


「近衛監督が撮ってる映画に出てるらしいんだけどさ……やばいらしいよ、マジで。」


「やばい?」


「村雨君のマネージャーから聞いたんだけどね………」



続いた言葉が、ひっそりと

俺の胸を、抉る。




【ひとつの影】





『ガチでデキてるらしいよ、兄妹で。』


兄妹でないのは勿論だが、兄の方がガチなのは痛いほど知っている。
「セツカ」が兄しか見えないブラコン設定なのも知っている。
でもそれは所詮設定で、そこに付け入るなんてこと蓮が出来ない事は重々、
知っているけれど。

キョーコちゃんが恋愛を完全に否定していて
だからこそのラブミー部で
鈍くて、恋愛神経が麻痺していて、ちょっとやそっとじゃどうにかできないって
知っているけれど。

二人が、根っからの役者で、役に入り込んだら別人になりきるのも
不器用なくらいまっすぐに、演じる事を愛していることも
知っているけれど。

俺は、俺の気持ちを知っているから。
穏やかでいられる筈も無い。



トラジックマーカーのスタジオに俺は入ることが出来ないけれど
同じ撮影所に適当な理由をつけて出向いてしまった。
カインにもセツカにも、話かけることは許されないので
2階の、撮影所の入り口が見えるソファに腰を下ろした。
一目でも、彼女を見たかった。
もう随分とキョーコちゃんに会っていない気がする。


入り予定の15分前から待機していたが、30分が過ぎても2人は現れなかった。
もっと早く入っていたのかもしれない……残念だったが、こればかりは仕方が無い。

「あーーあ。何やってるんだろ、俺。」

学生に戻ったみたいだ、と一人ごちる。
ゴム手袋をしてノートパソコンを立ち上げて、マネージャー業を開始した。
もしかして渋滞に捕まってたりして、とか
一瞬でもすれ違えるかも、とか
それこそ中学生みたいな、そんな甘い気持ちで。



視界の端に何か黒いものが見えるたび、目をそちらへ向けては戻すを繰り返す。
期待するものを見る事は出来ず、腕時計の針が既に2時間は経っていると告げていた。
自動販売機で珈琲を買い、冷たい缶で凝り固まった肩をぐりぐり押しながら
諦観と共に、目を休めるような、そんな気持ちで外を見たとき
それは、きた。


金とピンクの頭が隣の真っ黒な固まりに
隙間無く寄り添っている
二人分の、ひとつの影。





ガン!!!!!

缶コーヒーがひしゃげる音がした。
リノリウムの床にコテコテと転がって行く。
俺はそのまま座り込んで凄惨な気分で空を仰いだ。


「あーーーーほんと、何やってるんだろ、俺。」




俺は淡い期待をしていたんだ。
どんなにいちゃいちゃしていたってそれは、
「キョーコちゃん」じゃない、「セツカ」だって。
それを確認したかったんだ。




思いもしなかったんだ。


それが「セツカ」だとしても


こんなに胸が締め付けられるなんて。







******************************


最新刊をヤシロが見つめてみた。な、ネタ1。
2もネタはあるんでそのうち書きたいです。笑


このブログは、
ヤッシーと敦賀様とキョコたんの三人が思ったり思われたり取り合ったりする
作品で構築されております。(いえ、今のところぼーいずらぶはないですが。)

ヤシロスキーですみません!
でも蓮キョも大好きです!(しつこい)

目次のかぷは目安です。
成立前、成立後、片思い、もろもろ含まれます。


最新のものにNEWがついております。



■蓮キョ
爪先の熱

優しい雨を少しでも長く

ニセモノでも良いから欲しい

あとはハッピーエンドがあるだけだ

reductio ad absurdum

Act.172 続き妄想駄文


■蓮キョ←ヤシ
NEWひとつの影

誰かが泣かないといけないのなら。

前も見えない程の雨を

風化するまで見ない振りをしよう。



■ヤシキョ
NEW耳元に落とされる爆弾

掌の熱

手折って囲う、甘い夢を見る [前編]  [後編]

哀惜の黒

繋いだ手は放してあげない

頬を伝うのは、雨。

あと五分だけ…

あなたは神様じゃないけれど、

細かな幸せを貴方と

君が心を許した俺は悪い男なんだよ。

明日も明後日も俺は君の傍に居る



■ヤシ→キョ←蓮
どうか雨なんて降らないで

□社さんがキョコのマネージャー設定パロ
prince

knight

賽は投げられた [前偏]  [中編]  [後編1]《未完》



ちょっとでも楽しんで頂ければ幸いです。






お久しぶりでございます。
わ、前回の記事1年前……!!
時間が経つのが早過ぎてぞっとします……!!

続々と皆辞めて行き、まだこの会社は3年目だというのに社歴は上から2番目…。
もうこの仕事辞めるまでは安定した更新は無理だなあ…な見込みです。
この職がいつまで続くか分かりませんが、
辺境の地でこっそりひっそりたまーに綴らせて頂ければ幸いでございます。
気付いた時に構って頂ければ光栄です。


久々の更新は・・・・・・

ヤシ→キョです!!!

1年前にsei様にヒントを頂いたものです♪
BOXRで役作りが完成したあとくらいのイメージです。
でも出来上がったらナツである理由が見当たらない感じになっちゃいました。
社ラブな産物です。。。



*******************



「君、可愛いね。どこの子?
 ……ん、、あれ?どこかで会ったこと、ある?」

「ハジメマシテ、よ?」

「そっか、ごめんね?俺は社倖一。この後暇だったらゴハン行かない?ごちそうするよ?」

「そうねえ……ん、おにーさん格好良いからつきあってあげる。」

「それは光栄だね。君、名前は?」

「ナツ。」

だって社さんが気付いていないのが面白くて。
いつになったら気付くか楽しみねって、
腕試しに良いじゃないって
なっちゃんが囁いたものだから……。





【耳元に落とされた爆弾】





「何か食べたいものある?」

「普段食べれないもの、かな。」

「イタリアンとか和食じゃなくってこと?
 ロシア料理とか、トルコ料理は?」

「じゃ、トルコ。」

「了解。」


私を局入り口にあるロビーへ誘導するとソファに座らせて。
少し待っててね、の笑顔と共に紅茶の缶が差し出される。
声が聞こえない程度に離れると手帳をめくりながら何本か電話をかけていく…
たぶん、仕事の連絡だろう。なんと言ったって敦賀蓮のマネージャーなのだ。
そもそもナンパして食事なんて大丈夫なの…?
しかもその相手は本当は見知った相手なんて…よく考えたら失礼かも…?

少し不安になって様子を伺えば電話を終えた社さんと目が合う。
艶っぽい目で微笑まれて不覚にも胸がときめいた。
普段の自分がいかに周囲の男性から「女性扱い」ではなく「妹扱い」されているかがよくわかる。
ああ、ほらやっぱり……敦賀さんだからドキドキするとか、そういうことじゃないのよ。決して。


手帳を仕舞いながら戻ってきた社さんは
自然な仕草で空になった缶を私の手から抜き取ると近くにあったゴミ箱に捨てた。

「そろそろ行こうか。」

社さんの後に続けば、入り口に滑り込んでくるハイヤー。
運転手との会話で分かったのだが社さんが手配をしたものらしい。
腕時計をちらりとも見なかったのに、待ち時間0の移動に敏腕さを垣間みる。
普段は敦賀さんに目が奪われてしまってよく見えないけれど
やっぱり凄い人なんだな、と思ってなっちゃん風に伝えてみたけれど
これくらい普通だよ?と事も無げに返された。


15分ほどで着いた先は真っ白な外壁にはめ込まれたブルーのモザイクタイルが美しい
小さくて洒落たレストランだった。
差し出された手をとってハイヤーを降り、今はグリーン一色のアーチを潜って
赤茶色のドアを押開く。
カロン、というベルの音と共に現れた恰幅の良い女性が
人好きのする笑顔を浮かべて「お待ちしておりました社様」と頭を垂れた。
窓際の、奥の席に通されて…ノンアルコールドリンクで乾杯、という完璧な差配。

流石にこれ以上正体を隠しているのはまずいのではないか、と冷や汗が流れる。

「あ、あの……」

「ナツちゃん?遠慮しなくていいからね。
 綺麗な女の子と食事出来るってだけで、男は幸せになれるものだからさ。」

片目を瞑ってクスクスと笑う社さんに吹き出して。
(なら、黙っていた方がいいかしら…?)
肩肘をテーブルに乗せてグラスの中身をストローで掻き回した。
カラカラと氷が涼しげな音を立てる。

「アナタならどんな女の子でもエスコートされたいんじゃない?」

「ん?そう言って貰えると嬉しいけど…実際はそんなことないんだよねえ。」

俺の担当俳優だったら誰でも嬉しいと思うけどね、と続く言葉が
なんだか自嘲めいた音の響きだったから……小首を傾げれば
担当俳優が誰か、と勘違いされたようで、誰かは内緒とごまかされた。



春巻きのようなビョレク、美味しいオリーブ、茄子の肉詰め…
ヨーグルトソースのケバブやお米のプティング…
見知ったものに近いものや、あまり馴染みのないもの。
興味津々と舌鼓をうち、お互い気軽な、会話をして。

デザートは果物のコンポートとトルコアイス。
チャイが一緒に運ばれてきて良い香りにひと心地つくと
社さんが一心にこちらを見つめていることに気付く。
熱のある視線にいたたまれない気分になりながら、「なあに、」と問えば
真摯な瞳が細められた。

「好きな子が、いるんだ。」

「……だったらナンパなんてしないことね?」

「うん、でも……このまま放っておいたら
 他の男が見逃さないなって思ったら…ね。」

「好きな人がいるのに?オトコって嫌ね。」

くすくすと揶揄するように笑ったのに、社さんは気分を害するでもなく
テーブルに置いてあった私の手を握りしめた。

「君が、好きだよ。」

「………そんなの、幻想よ。」

(ナツ、なんて現実には存在しないんだから。)

「幻想なんかじゃないよ。
 俺はずっと、この気持ちを君に伝える日を探してた。
 君が誰かのものになってしまう前に。聞いてもらいたかったんだ。」

「撮影が始まる頃から知っていたってこと?
 でも……ずっと、なんて大袈裟ね。」

内心焦りながらも、それを外に出さないよう必死に優雅に振る舞う。
肩をすくめて紅茶をソーサーへ戻す。
呆れように冷たい眼差しで見遣りながら握られた手を戻そうと引いた。

「君が、好きなんだ。」

引いた手を離さないと言わんばかりにぐ、と引っ張られてバランスを崩す。
テーブルに前のめりになった私のつむじに触れたのは、唇?


そして耳元に落とされる、爆弾。




「君が、好きなんだ。キョーコちゃん。」




3秒後、地域を震撼させる大絶叫をしたのは言うまでもない。








*******************

うおおお………久々に書ききった……!!!