んにちは。卑弥呼ですありがとう。


この前、職場の定期健診に行ったら緑内障の疑いがあるとか言われてまぁまぁ凹んでます。


ここ数年で視力が急激に落ちて、ホントに調子悪い時なんかは周りがボヤけて物がダブって見えるんですけど、もしかしたらこれも緑内障の症状だったりするんでしょうか。




まぁそれは置いといて、2月18日にHORIZON2が発売されます。


前作のHORIZONは『超大作』と云われるくらいの人気作だったわけですが、その続編が出るという事で、発売を心待ちにしていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。


現在、ようやくPS5が店頭に並ぶようになってきているため、ここは是非ともPS5を手に入れてPS5版のHORIZON2を楽しみたいところではあるんですが、私は予約した時にPS4版で買ってしまいました。どうしよう。


現時点でHORIZON2発売まであと5日程あるわけですが、まだ発売されていないゲームの話をしても仕方ないので、今回はHORIZON2発売を待ってる間にやってみたアサシンクリードヴァルハラのレビューを書いてみたいと思います。





従来のステルス主体の戦闘スタイルを覆すか      のような新たな戦闘スタイル『襲撃』
    しかし、そのシステムはまさに賛否両論

アサシンクリードヴァルハラでは、主人公がバイキングであるため、船に乗り船員を率いて敵地を襲撃することが出来ます。

また、敵地を襲撃することで重要な物資を入手する事ができ、この物資を使って自分の領地であるレイヴンソープという村を大きくしていくわけです。

一見すればとてもおもしろそうな『襲撃』。
しかし、仲間を率いて敵地を襲うということは従来のステルス戦闘要素が皆無であるということにもなります。

もちろん、仲間に戦わせて自分は茂みに隠れてひとりかくれんぼ、、、なんて事が出来ないわけではないですが、しかしそんな戦い方をするくらいならアサシンクリードヴァルハラなんてやらなくていいでしょう。

ステルス要素をかなぐり捨てたこの襲撃システムについては、ユーザーの意見もまさに賛否両論。おもしろい!と評価する人もいれば、違うそうじゃない感しかない、と酷評する人もいるようです。

ちなみに私はこの襲撃システム、ただただ敵地に潜入して暗殺しまくってはい終わりっていうよりならいいんじゃないかな?と思います。



めちゃくちゃ探索させてくるくせに探索性能      がカス。特に鳥の低性能ぶりがやばい

ヴァルハラの広大なフィールドには、尋常ではない数の宝箱が散りばめられています。当然のことながら、プレイヤーはこれらを探し回って回収することになるわけですが、これがマジでめんどくさいです。

と言うのも、宝箱がそこら辺に転がってて目的地に着いたら普通に回収出来るなら別にいいんですが、ヴァルハラの制作陣はとにかく宝箱を隠したいようで、ありきたりな中身の宝箱ひとつ開けるのにめちゃくちゃ探し回る、なんてことがよくあります。

この『見つけにくい宝箱』に付け加え、探索性能が従来のシリーズに比べて明らかに劣っています。

主人公には『オーディンの眼』といういわゆる周囲感知能力があるわけですが、例えば隠された道が壊せる障害物などで塞がれている場合、障害物はこの感知能力に反応しません。
じゃあどうするのかというと、自分の目で画面をよく見て、あっここの板壊せるな、と判断するしかありません。そのため、宝箱に続く道が見つけられずに周囲をウロウロするはめになる事があるわけです。マジでイライラします。

また、アサシンクリードでは鳥の目を使って周囲を探索するのがシリーズおなじみの機能になっていますが、ヴァルハラではこちらの性能も劣化しています。

とにかくヴァルハラの鳥スニンは仕事をしたくないようで、目標が近すぎると感知しないのに何故か何百メートルも先にあるどうでもいいものだけはやたらと感知するし、ちょっとよく分かりません。

でも、よくよく考えたら鳥の性能が劣化したのって当たり前かもしれないんですよね。

だって、セヌは鷹でしょ?
鷹の感知能力ってのは鳥類の中でも特にずば抜けていて、驚くべきはその視力です。鷹の視力はあらゆる動物の中で1番いいと言われ、人と比較すると鷹の視力はなんと8倍~10倍。距離数にすると5km先まで見えるものもいるとか。

対して、ヴァルハラの鳥であるスニンは鴉。
カラスの生物的能力が鷹と同等なわけがなく、鷹であるセヌよりもスニンが劣るのは実は至極当然なのかもしれません。


なんか知らんがやたらと強いボスたち。死に
    ゲーさながらの緊張感    

ヴァルハラでは非常に多くの戦闘場面があります。そもそも雑魚であるハズの敵が普通にまぁまぁ強く、油断してると一気に攻められてあっという間に瀕死になったり、たまに死にます。

中でもボスとしてフィールドに存在する敵は戦闘能力が高く、これらを倒すにはある程度のプレイヤースキルが要求されます。

そんなもんですから、しっかり戦わないと同じ敵に何度も負けてしまうことがあり、まるで死にゲーでもやっているかのような錯覚に陥る時がしばしばあります。

ただ難しめなだけあって、私はプレイヤースキルが低いので無理ですが、スタイリッシュプレイ出来るようになるとたぶん戦闘がかなりおもしろくなるんじゃないかと思います。


扉の鍵を開ける方法がマジで人をバカにして      るんじゃないかと疑うレベルでうんち

ヴァルハラでは、鍵がかかった扉が2種類あります。厳密に言えば、普通に開く扉、施錠されている扉、閂(カンヌキ)がかけられている扉の3種類です。

施錠されている扉は、どこかにある鍵を探して使えば開きます。当たり前です。

問題なのは、閂がかけられている扉。この扉を開けるには、扉の裏側から何らかの方法で閂を破壊する必要があります。このギミックがマジでクソ。

例えば、扉の裏側に回り込んで閂をぶん殴って破壊する事ができる場所なら別に問題はないのですが、この他、密室状態になっている建物の窓や僅かな隙間などから弓矢を使って閂を破壊する方法があり、これがほんとにどうしようもないくらい馬鹿げています。

弓矢を使って閂を撃ち抜き破壊する方法は、慣れてくれば『あ、あのパターンか』と分かるようになってきますが、最初のうちはまさか弓矢で閂を破壊するなんて思い浮かびませんので、まったく意味が分からないと思います。実際私もそうでしたし、弓矢を使うことを知った時には『こんなん分かるかハゲ』と声に出した気がします。

これに追随し、ヴァルハラには訳の分からない謎解きがいくつかあるように思います。しかもその殆どは何らやり甲斐のない、くだらないものです。

頑張って頭を悩ませてようやく謎を解き辿り着いた先にある宝箱の中身がただの資源とか、こういうところもヴァルハラの探索が億劫に感じてしまう時があるひとつの原因ではないのでしょうか。


サブクエストがよく分からない

ヴァルハラではサブクエストのハイライトが表示されません。もちろんサブクエストがある場所はマップ上に表示されますが、そのサブクエストで何をすればいいのか、というところまでは教えてくれないのです。要するに、会話を聞いたり手紙を読むなどして情報を入手し、何をどうするべきなのか自分で想像しないとダメな仕様になっているわけです。

これはちょっとどうかな、と個人的には感じました。分かりづらいというか、簡単なサブクエストならいいんだけど少し難しいものになると軽いアハ体験させられてるような気がして、あまり好きじゃないです。なので、考えるのが面倒くさい時は攻略見てました。


考証に裏打ちされた時代背景と、プレイヤー      をバイキングの世界に没入させるストーリー      進行

アサシンクリードは莫大な制作費をかけているだけあり、ゲーム内で再現される時代背景やストーリーは文句の付けようもないくらい素晴らしい仕上がりになっています。

よく、完成度の高いゲームはまるで映画を観ているかのようだと評価される事がありますが、映画のようなゲームとは、画面の中にひとつの世界を作り上げるからこそ生まれるものだと私は思います。

それらの作業に一体どれ程の苦労を要するかは私には想像も及びませんが、その点ではヴァルハラは最高の作品でしょう。

ただし、ヴァルハラはそのタイトルが示すように、北欧神話が話の根幹にあります。
そのため、北欧神話を知らないと話の内容もあまり理解できない可能性があります。

北欧神話をある程度知った上でヴァルハラをプレイすれば没入出来ること間違いなしな上に、北欧神話を知れば知る程にアサシンクリードヴァルハラというゲームが面白くなるはずです。



総評

ストーリー ★★★★☆
ビジュアル ★★☆☆☆
アクション ★★★☆☆
ボリューム ★★★★★
オススメ度 ★★★☆☆


ご覧の通り、上記が私の個人的な評価です。

ストーリーは確かに面白いですが、北欧神話を知らないと理解度に若干不安があるってことで星4つ。

ビジュアルについては、景色はめちゃくちゃ綺麗なんだけどモブキャラの異様なブサイクさがちょっとよく分からないので星2つ。

アクションは難易度選択で細かく調整する事が出来るけど、いちばん簡単にしちゃうと戦闘の緊張感が皆無だし、だからと言ってちょっと難しくしちゃうと常に死にゲーみたいな事やらされるので星3つ。その他、フィールド上で行うもろもろの動作のもたつき等も含む。

ボリュームは、プレイ時間がめちゃくちゃ長いゲームなので星5つ。どんなに早くてもストーリークリアするまでに70時間はかかるらしい。
ちなみにクリアまでの平均所要時間は80~90時間だそうな。

オススメ度は星3つ。たぶん、好き嫌いが分かれるゲームだと思う。従来のアサシンクリードシリーズだと思ってやると、これじゃない感が生まれてしまう気がする。
このアサシンクリードヴァルハラは、アサシンクリードの名が付いた、アサシンクリードに似た別のゲームだと捉えるべき。





以上、こんな感じで久しぶりの更新は終わりたいと思います。

こんなご時世ですし、外に出ると色々大変ですから、皆さん家に引きこもってゲームしましょう。引きこもり最高。

てなわけで、次回は『卑弥呼が2021年に引きこもってやってみたゲームを紹介する話』です。

皆さんのゲームライフが良きものでありますように。卑弥呼でした( *・ㅅ・)*_ _))ペコ