と言うわけで、サウンドデバイス主要メーカーの傾向をさらっと。
そもそも昔はCreative社のSoundBLASTERシリーズが定番でした。
ソフトの動作推奨スペックにも「サウンドブラスターまたは100%互換のサウンドカード」などと記載されてました。
しかしVistaより特定ハードに依存しないように仕様が変わったため、
SoundBLASTERを選ぶ必要性があまりなくなってきました。
EAXという、3DサウンドのCreative独自企画があり、3.0以降に対応してるのは自社製品だけ。
でも3.0以降に対応しているタイトルも数えるほど・・・、といった状況。

・ONKYO
気がつけば、サウンドデバイスを発売してから10年以上の老舗。
音楽再生用途なら狙い目かも。
音質の良さとブランドイメージで売れている。アナログ2chの音質にこだわっている一方、
アナログマルチchやデジタルを使う場合は、あまり威力が発揮できないかも。
そもそもアナログマルチのスピーカーがあまりない。
デジタル出力はパススルーもしくは2chだけ。つまりゲーム等はただのステレオ。
ドライバの更新や64bitの対応等、あんまりやる気を感じられない。
Blu-rayの音声はデジタル出力不可とか謎仕様あり。(DVDはパススルーで可)
完全なステレオ専用。聴いてて聴きやすいチューニングだとは思う。

・Creative
X-Fi Titaniumシリーズのバーチャル3D機能が高性能なため、ステレオ接続でも恩恵を得られる。
3Dサウンドもデジタル出力可能だし、上位機種の音質も悪くない。
かゆいところに手が届く・・・・かに見せかけて、そこはかつてより「糞エイティブ」と呼ばれ続けただけあって、
ドライバ周りがかなりアレ。自作PCの醍醐味を味わえるかも。マゾい意味で。
いわゆるドンシャリ系のチューニング。ゲームの効果音もしっかり拾ってくるので、プレーしやすいかも。
製品によってかなりの性能差があるので、購入前は要下調べ。

・Audiotrack
ONKYOと同じくVIA系のチップを採用。サウンドカードというよりはオーディオボード寄り。
音質も良いし、オペアンプが交換出来たりと色々面白い。
が、ドライバがアレ。アレで片付けられないほどアレ。以前エラい目に遭いました。

・ASUS
マザーボードの老舗が電撃参入。
HDMI端子付きの製品もあり、色々興味をそそる。
ドライバ周りの完成度も高いらしい。EAXをソフトエミュレーションする機能もあり。
が、ネット、雑誌等を探し回っても、情報がかなり少ない。
少なからず批判意見もあるので、購入に踏み切るにはあと一歩足りない。
サウンドチップもやや不安。

・Roland
音楽作成の人御用達。リスニング用途よりはモニタ用途な音作り。
USB音源ばかりなので、ゲーム、マルチメディア用途には向かず。


個人的にはONKYOの音が好きなのですが、近頃のPCでそつなく使うにはちょっと弱すぎる。
ゲームの3Dサウンドのデジタル出力等に対応した新製品が出れば・・・・。
ASUSも気になるところですが・・・。
結局サウンドは、明確なスペック差が見えにくい点と音質の好みの問題もあり、非常に評価しにくいアイテムです。
他人のレビューもどこまで当てに出来るか謎。
ちなみに我が家はSoundBLASTER Titanium ProfessionalAudio(長い)を使っております。
若干クセが無くもないですが、あらゆる用途で「無難」に使えるのがポイント。
近頃のPCの性能を考えると、用途を特化させるのはもったいないと思う次第。