【GW九州・香川・岡山旅】(その8)早朝の高松界隈で撮影 | はやこま すていしょん!

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更新頻度は遅めですが、日々の出来事や趣味的なことを書いていこうかなと思っています。若干鉄分は濃い目の予定(笑

GW前半戦4日目となる5月1日。早朝に高松のホテルをチェックアウトして、予讃線の列車を撮影しました。

(「いしづち」8506・国分〜讃岐府中・2017年5月1日)

まずは高松駅でウォッチング。

予讃線の主力は121系で、国鉄時代末期の1987(昭和62)年に登場した近郊形電車です。

(クモハ121-10・高松・2017年5月1日)

セミクロスシートの軽量ステンレス車体に105系と同じく1M方式の抵抗制御を採用しています。2両編成19本が製造されました。

予讃線伊予西条駅までと土讃線琴平駅まで運用していますが、窓が一段上昇式な関係で瀬戸大橋線には乗り入れていません。

現在VVVFインバータ化を含めた更新工事を実施した7200系化改造が進んでいます。

 

6000系は2編成だけの存在です。

(6101・高松・2017年5月1日)

当時瀬戸大橋線直通列車に運用されていた111系を置き換えるために、1996(平成8)年に製造されました。

「マリンライナー」に使用されていた213系に類似した前面デザインを採用していますが、先頭車の運転台側のドアは片開きとなっているのが大きな特徴。ドア間の窓は311系に準じた2連窓を配置しています。性能的には7000系と同じVVVFインバータ制御で、7000系と連結することができます。

予讃線観音寺駅までと土讃線琴平駅まで、そして瀬戸大橋線経由で岡山まで足を延ばしています。

 

高徳線の主力は1500形と1200形です。

(1553・高松・2017年5月1日)

1500形はJR四国もっとも新しい一般形気動車で、450ps出力のSA6D140HE-2クリーンディーゼルを搭載しています。

2006(平成18)〜2014(平成26)年まで7次にわたって34両が製造されましたが、年次によって形態や仕様に違いがあります。

 

1200形は1000形を改造して1500形と併結可能とした車両です。

(1230・高松・2017年5月1日)

種車の1000形は1990(平成2)〜1998(平成10)年までに56両が製造された一般形気動車です。中央が両開き、車端部が片開きというドア配置をしています。

エンジンは400ps出力のSA6D125Hを搭載しています。

1200形への改造に伴い連結器を密着連結器と電気連結器に変更して、半自動ドア開閉ボタンを設置しました。

 

この6000系を使用した105Mに乗車して国分駅に移動。ここで「サンライズ瀬戸」と台鐵カラーの「いしづち」を待ちました。

国分駅に降り立ったらホームが途中までしか立ち入りができなくなっていたので、近くの踏切まで行ってみました。

踏切に到着後、すぐに7000系+7200系の普通列車が通過。

(7024・国分〜讃岐府中・2017年5月1日)

7000系は1990(平成2)年に登場したVVVFインバータ車です。同時期に登場した1000系と同じく中央が両開き、車端部が片開きというドア配置をしていますが、こちらは1段下降窓を採用しています。

両運転台の電動車7000形と片運転台の制御車7100形が製造されました。予讃線伊予市駅までと土讃線琴平駅まで幅広く運用しています。

また、7000系や7200系と連結することができます。

 

7200系は212系をVVVFインバータ化した近郊形電車で、2016(平成28)年に登場しました。

(7304・国分〜讃岐府中・2017年5月1日)

機器更新の他、車内のリニューアル、座席配置の変更が実施されています。

また川崎重工業製のカーボン製台車、S-DT67ef、S-TR67efを装着したのも特徴です。

 

さて、この撮影場所ですが3両編成だといいのですが、編成が長くなると後部が木に隠れ、しかも手前ある草が微妙に目立つ感じになりそうなことがわかりました。しかし「サンライズ瀬戸」通過までの時間がないので、仕方なくここで待つことにしました。

そして「サンライズ瀬戸」が通過。

(「サンライズ瀬戸」クハネ285-4・国分〜讃岐府中・2017年5月1日)

ああ、やっぱり。これだったら駅撮りした方が良かったかも。

 

ここは5両編成の「マリンライナー5号」でギリギリな感じでした。

(「マリンライナー」5105・国分〜讃岐府中・2017年5月1日)

でも、右下に草が入り込んじゃいますね。

 

まぁ今回本命の台鐵カラーは3両編成なので、なんとかなりましたが。

(「いしづち」8506・国分〜讃岐府中・2017年5月1日)

8000系は予讃線電化区間の主力特急車で、制御付自然振子装置を搭載しています。

5両のL編成と3両のS編成が各6本在籍しています。主にL編成が「しおかぜ」、S編成が「いしづち」に充当されて宇多津駅で分割併合しますが、多客期には一部の列車は全区間「しおかぜ」となります。

8000系のうちS6編成が台鐵EMU800型のカラーとされました。なんかどこかの私鉄にいそうな感じですね。

 

撤収して国分駅で電車を待ちながら少し撮影。

 

「いしづち1号」は8000系試作車でした。

(「いしづち」8201・国分・2017年5月1日)

8000系の試作車はL1編成の8000、S1編成の8201、8301の3両です。8201と8301は2両1ユニットで東洋電機製の1C8M方式のVVVFインバータ制御装置を搭載しています。また振子装置をベアリングガイド方式としました。

なお量産車では1C1M方式のVVVFインバータ装置、コロ式振子装置を採用するなど相違点があります。

試作車が登場したときはレールブレーキを搭載して、160km/h運転を目指していました。そして湖西線での速度向上試験で158.9km/hを達成しています。

 

伊予西条発の112M快速「サンポート」は113系。

(「サンポート」クハ112-2・国分・2017年5月1日)

113系はJR東日本から4両編成3本が譲渡されました。そしてJR西日本の体質改善40Nに準じたリニューアル改造を実施して、2000(平成12)年から営業運転を開始しました。

顔はオリジナルでカラーも編成ごとに異なる上、形式番号も完全に改番されています。

それまで瀬戸大橋線への直通に使用していた6000系に代わりましたが、2016(平成28)年からは再び6000系に代わり、現在は四国内のみで運行し、予讃線伊予西条駅、土讃線琴平駅まで運行しています。

 

この後、岡山へ移動しました。

(続く)