西武2000系には2代目編成が存在するようです! | はやこま すていしょん!

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更新頻度は遅めですが、日々の出来事や趣味的なことを書いていこうかなと思っています。若干鉄分は濃い目の予定(笑

西武2000系は1977(昭和52)年〜1979(昭和54)年、1987(昭和62)年〜1992(平成4)年にかけて製造された西武の4扉車です。

この2000系の中には同じ車号で初代、2代目が存在した編成があります。

(クハ2056・中井〜新井薬師・2016年8月29日)

まずは2代目2031編成と2033編成。

(クハ2032・花小金井〜小平・2001年9月29日)

更新前の写真しかなかった(笑

初代2031編成と2033編成は1983(昭和58)年に編成をばらして、電動車ユニットを2001編成、2003編成、2005編成、2007編成に組み込んで8両編成化しました。またクハ2031〜2034は本川越方に方向を統一してクハ2410、クハ2412、クハ2414、クハ2416に改番し、それぞれ新製したクモハ2409、クモハ2411、クモハ2413、クモハ2415と組んだ2両編成となりました。

この結果2031編成と2033編成は一旦消滅しています

 

しかし1986(昭和61)年の冬に発生した田無での追突事故で2000系2017編成、2023編成、2407編成、2415編成が被災し、このうち2017編成4両、2023編成2両、2415編成2両の8両が廃車となりました。

これらの代車として1987(昭和62)年に新製されたのが2代目2031編成、2033編成です。2000系初期車はグローブベンチレータを搭載していましたが、この2代目編成は押し込み式ベンチレータを搭載しているのが特徴でした。

なお1988(昭和63)年は2両編成の2417編成と2419編成も新製されたほか、廃車を免れた2023編成の先頭車と電動車に2017編成の電動車2両を改番して編入することで運用に復帰しています。

 

そして2代目2055編成です。

(クハ2055・武蔵関〜東伏見・2016年9月2日)

新2000系の6両編成と8両編成は連番で製造されています。6両編成はまず2051編成、2053編成、2055編成と製造。2057編成以降を8両編成で製造しましたが、やがて2097編成までに達して番号が枯渇しました。

そこで1991(平成3)年に2055編成を2045編成に改番しました。

(クハ2046・武蔵関〜東伏見・2016年9月2日)

なお6両編成の2047編成、2049編成も続いて登場しています。

そして2代目2055編成が1993(平成5)年に登場しました。この2055編成が新2000系の最終製造車となります。

番号の枯渇で新製車の番号が大きく変わる例はありますが、編成を改番して空きをつくるというのは珍しいように思います。