
(ミズーリ号・東京ディズニーランド・2013年12月24日)
ウエスタンリバー鉄道は東京ディズニーランドが開園した1983年から運行されています。当初は園内に駅を設けて移動手段とする計画だったようですが、当時の地方鉄道法では、私有地内であっても複数の駅を設置すると鉄道事業とみなされ、鉄道事業の免許の取得やダイヤグラムの設定が義務づけられていたので、ひとつの駅で周遊するアトラクションとしたらしいです。
そんなウエスタンリバー鉄道ですが、現在4両の蒸気機関車を保有。そのうちの3両で運行しています。
開業時に導入されたのは3両。
そのうち、赤い車体がコロラド号です。

(コロラド号・東京ディズニーランド・2013年12月24日)
そして緑色のミズーリ号。

(ミズーリ号・東京ディズニーランド・2013年12月24日)
そしてこの日は走っていませんでしたがオレンジ色のリオ・グランデ号が開園時のラインナップでした。
1991年にミシシッピ号を増備。

(ミシシッピ号・東京ディズニーランド・2013年12月24日)
この1両は他の3両と煙突など外観が若干異なります。
このSLですが、アトラクションといいながらちゃんと蒸気で走ります。
アメリカンスタイルをした1-Bのテンダ形のモデルはアメリカ、ボールドウィン・ロコもーティブ・ワークス製のデンバー・アンド・リオグランデ・ウエスタン鉄道のモンテズマ号。これを5/8に縮小した軽便鉄道スタイルとなっているのだとか。ちなみに燃料は石炭ではなく灯油らしいです。
製造したのは協三工業。保線車両やディーゼル機関車を主に製造していますが、国内の遊園地向け小型蒸気機関車のほとんどを製造しています。
このウエスタンリバー鉄道の蒸気機関車が、実は首都圏で一番身近な蒸気機関車だったりするんですよね。