【京王れーるランドの保存車】(その5)デハ6438形 | はやこま すていしょん!

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更新頻度は遅めですが、日々の出来事や趣味的なことを書いていこうかなと思っています。若干鉄分は濃い目の予定(笑

自分が調布に住んでいたときの最新型だったのが6000系。1972~1991年に305両が製造され、2011年まで活躍しました。
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(デハ6438・京王れーるランド・2013年10月26日)
京王初の20m級両開き4扉車で都営地下鉄新宿線乗り入れを考慮して設計、A-A基準を満たしていますが、乗り入れに際して33‰勾配で故障編成を押して登ることが条件となり、地下鉄乗り入れ編成はMT比率を高め、番号も31~または81~以降に区分されました。
このデハ6438形は増結2両編成の制御電動車で、新製当時はデハ6418を名乗っていましたが、後に新宿線乗り入れ改造を受けてデハ6438となりました。

最初に製造された6両編成6本は抵抗制御でしたが、以後は界磁チョッパ制御に変更。
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(デハ6438・京王れーるランド・2013年10月26日)
電気ブレーキも発電ブレーキから回生ブレーキに変更されました。

1991年には5扉車も登場しましたが、1998年からは初期車の廃車も始まっています。そして2011年に最後の編成が引退し、京王電鉄から普通鋼製の車両は消滅しました。3000系や5000系と異なり、6000系は地方の私鉄に譲渡されることがなかったので、ここでしか見る事ができませんが、抵抗制御車の主制御器は上毛電鉄に、運転台機器は松本電鉄で使用されているそうです。
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(デハ6438・京王れーるランド・2013年10月26日)
いずれは登場時のカラーリングに戻ってほしいと思います。