陸上自衛隊広報センターに行って来た | はやこま すていしょん!

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更新頻度は遅めですが、日々の出来事や趣味的なことを書いていこうかなと思っています。若干鉄分は濃い目の予定(笑

1月20日、埼玉県朝霞市にある陸上自衛隊広報センターに行ってきました。陸上自衛隊朝霞駐屯地の敷地内にある同センターは、陸上自衛隊の活動をPRすると共に、自衛隊の装備が展示されているほか、シミュレータやシアターなど子連れでも楽しむことができる施設となっています。
駐車場入り口には軽装甲機動車「ライトアーマー」がお出迎え。
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小松製作所製の4WD総輪装甲車で、定員は4人ですが、後部座席間に機関銃手を搭乗させると定員は5人となります。160psのディーゼルエンジンを搭載し、最高速度は100km/h。
民生部品が多用されているため制式化されていないそうです。

屋内展示は吹き抜けの1階フロアが中心で2階にも資料室があります。
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その1階フロア中央にあるのが対戦車ヘリコプター、ベルAH-1Sコブラ。
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展示されているのは陸上自衛隊が研究用として昭和53年度予算で購入した1号機。アメリカ仕様では機関砲や射撃能力を向上させたステップ2型AH-1Eに相当するそうです。
機首には20mm 3砲身のM197ガトリング砲を装備しているほか、機体左右にはロケット弾ポッドとTOW対戦車ミサイルを装備。なおAH-1S量産機は富士重工業(機体)と川崎重工業(エンジン)がライセンス生産を行なったのそうです。

その隣には第3世代戦車である90式戦車。
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1990~2009年までに341両が製造されました。車体と砲塔は三菱重工業が製造。120mm滑腔砲は日本製鋼所が製造しました。
エンジンは三菱重工業製2サイクルV10気筒21.5リッターディーゼルターボの10ZG32WTで最高出力1,500ps、最大トルク4,410N・mを誇ります。

岩の上には可愛らしいヘリコプターが。
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これは遠隔操縦観測システム(FFOS)で中距離の射撃目標及び射撃結果を観測するためのカメラを搭載した無人機です。

屋外にも装備が展示されています。
UH-1Hは1962~1972年まで製造されたUH-1Bに続いて1972~1991年まで製造されたヘリコプター。
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AH-1と同じく機体は富士重工業、エンジンは川崎重工業が製造しています。1991年からはUH-1Jとなり2007年まで製造されました。

75式自走155mmりゅう弾砲。
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射程距離19,000mのりゅう弾砲は毎分6発の連射能力を持っているそうです。

74式自走105mmりゅう弾砲
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小回りが効いて毎分10発の射撃が可能な105mmりゅう弾砲を搭載していましたが、性能不足で20両の製造に終わり、75式自走155mmりゅう弾砲に統一されました。

このクルマは中距離多目的誘導弾を搭載した装甲車というのだそうです。
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川崎重工業が開発した対上陸用舟艇・対戦車ミサイルシステムで、赤外線誘導と、セミアクティブ・レーザー・ホーミング誘導で、発射後ロックオンも可能なのだそうです。

この水陸乗用車は94式水際地雷敷設装置。
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日立造船で製造され、陸上を50km/h、水上をスクリューで11km/hで走行します。

これは87式自走高射機関砲「スカイシューター」。
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74式戦車の車体をベースに拡大設計した車体上に、90口径35mm対空機関砲を2門備えています。パルス・ドップラー式の索敵レーダーと追尾レーダーを搭載。

89式装甲戦闘車「ライトタイガー」は歩兵戦闘車。
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車体は三菱重工業、35mm機関砲は日本製鋼所、誘導弾発射装置は川崎重工業が担当しました。

96式総輪装甲車「クーガー」は小松製作所製。
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定員10人で96式40mm自動てき弾銃または12.7mm重機関砲を装備することができます。

74式戦車は第2世代戦車で三菱重工業が開発しました。
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105mm戦車砲と12.7mm重機関砲、74式車載7.62mm機関銃を備え、レーザー測距儀やアナログ式の弾道計算コンピューターを用いていました。

そして現在最新型の10式戦車。
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第4世代型と定義づけられ、120mm滑腔砲と12.7mm重機関砲、74式車載7.62mm機関銃を搭載。全体的に90式戦車を上回っているらしいです。
まぁ実際のところ自衛隊装備のことって全然わからないので、どれほど凄いのかは実感できませんが、いろいろな装備があるということはわかりました。