バーへいってもキャバクラへいっても心理カウンセラーを探しても、結局おなじこと。

人間は、聞いてほしい生き物。
たとえ耳の右の穴から左の穴に通り抜けていっていたとしても、その空洞に向かって拡声器で叫びたい。

けど、どこかでは思ってる。
わかってほしい。

俺のような社会のクズでさえそう思う。
いや、どこかでは自身をクズだとは思っていないのかもしれない。

今の俺にはおそらくすべてが揃っている。
これを幸せと言わずになんと言おう。

なのにいつも大きな穴が空いている。どこまで本気なのか、いっそ死んでしまおうかと頭をかすめる時もある。

とりあえず無理矢理バナナをかじった。
この夜を越えたい。