上野鈴本演芸場、GW特別興行。
「たらちね」権之助
🌸太神楽 翁家社中
「弟子の強飯」百栄
「初天神」 扇遊
🌸漫才 ニックス
「お菊の皿」 雲助
「同棲したい」喬太郎
~お仲入り~
🌸動物ものまね 猫八
「こじらせ親分」わん丈
「反対俥」一之輔
🌸紙切り 二楽
「百年目」権太楼
喬太郎師匠は「同棲したい」
定年前に『自分には、やり残したことがある』と言い出した亭主が、
奥さんに離婚を切り出す。
『同棲ってやつをやってみたいんだ!』
神田川近くの6畳一間のアパートを借りて同棲生活を始めるが、という新作。
「同棲ですよ、同棲時代ですよ上村一夫ですよ」と言いながらハッとした顔になって、
「唐十郎さんが亡くなりましたね、ひとつの時代が終わりましたねえ」
…って、
寂しそうな言葉がもれたのが印象に残りました
一之輔師匠の「反対俥」
理屈抜きで面白かったw!
人力車をヨボヨボした手つきで操ろうとするもんだから、
自分が持ち上がって、客の台座がうわぁーー!…って後ろにひっくり返っちゃう。
それに合わせて、一之輔さんも座布団の上でひっくり返っちゃう。
体張ってるなぁwww
笑いの渦がまさにドッカンドッカン、って感じでした。
権太楼師匠「百年目」。
堅物で真面目一本やりの番頭さん、実は陰では遊んでいて、
お花見の日に羽目を外しているところを旦那にバッタリ出くわして…、という間抜けな話なんだけど、
旦那さんの器の大きさというか、
諭されて主従の信頼を固くする光景に、
なーんか目頭が熱くなるのね。
権太楼師匠がまさに「たっぷり」聞かせてくれました。
人情噺っていいですね。
