8月中席 夜の部 12日
吉例夏夜噺
さん喬・権太楼 特選集
鈴本演芸場



転失気:柳家小はぜ
🌼曲独楽:三増紋之助
コンビニ強盗:春風亭百栄
高砂や:古今亭文菊
🌼音楽:のだゆき
諜報員メアリー:柳家喬太郎
寄合酒:春風亭一之輔
風呂敷:露の新治
仲入り
🌼奇術:アサダ二世
幾代餅:柳家権太楼
🌼紙切り:林家楽一
中村仲蔵:柳家さん喬





今年の初めから、

食道癌の治療でお休みされていた権太楼師匠が復帰。


だいぶ痩せたな~~~
闘病でご苦労されたんだろうな😢


「昨日のさん喬師匠の『幾代餅』、
人情味たっぷりでよかったね、
私がやると爆笑ものになるよ、やるかい?」


…で始まった『幾代餅』


話が始まるとブランクはまったく感じられない。
お声も出ているし張りがある。


「今度はいつ来ておくんなまし」


と聞く花魁に、
本当は若旦那なんて身分じゃないんだ、
全部嘘なんだ、
一年間、がむしゃらに働いてやっと今日ここに来たんだ、
と白状する場面は、
花魁でなくてもその真摯な姿に胸を打たれるのと同時に、


懸命に闘病とリハビリを頑張って、
やっとここに戻ってきたんだよ、という
師匠の姿が重なって、
さっきまで爆笑していたのに、
涙が出ちゃったよ。


割れんばかりの拍手でした。
権太楼師匠お帰りなさい。


喬太郎師匠は『諜報員メアリー』
トリのさん喬師匠の入りの前に浅草に向かう予定だからと、やりたい放題、
馬鹿馬鹿しいにもほどがある(褒めてますw)


トリのさん喬師匠は『中村仲蔵』。
黒紋付で白塗りの定九郎が生き生きと目に浮かぶ。
仲蔵を支える女房もいいんだよねぇ✨


贔屓だらけの豪華な出演陣で、立ち見が出るほどの盛況。
大満足のひと晩でした。