アパートの一室に464羽の鳥、「全員」を救出 ベルリン
【5月27日 AFP】ドイツの動物愛護団体は26日、ベルリン(Berlin)の広さ50平方メートルに満たないアパートの一室から、464羽の鳥を救出したと発表した。多くはセキセイインコだという。
ベルリン動物保護協会(Berlin Animal Protection Association)によると、鳥たちは、マルツァーン(Marzahn)区のアパートの一室で「想像を絶する環境」のなかに暮らしているところを発見され、動物救助センターに移された。
同協会は「最初、アパートの住人たちは純粋な愛から鳥をここに連れてきていたのだろうが、その繁殖力により、まもなく手に負えなくなったのだろう。鳥たちにとっても快適な場所ではなくなった」と説明している。(c)AFP
バイアグラの父、薬理学者ファーチゴット氏が死去
【5月25日 AFP】バイアグラ(Viagra)などの性的不全治療薬の開発につながった一酸化窒素ガスの研究でノーベル医学・生理学賞を受賞した米国の薬理学者ロバート・ファーチゴット(Robert Furchgott)氏が19日、米シアトル(Seattle)北西部で死去した。92歳だった。米ニューヨーク・タイムズ(New York Times)紙が24日、同氏の娘の話として報じた。
ファーチゴット氏がルイス・イグナロ(Louis Ignarro)氏やフェリド・ムラド(Ferid Murad)氏と行った研究で、ヒトの循環器系では、タバコや車のエンジンから排出される大気汚染物質として知られる一酸化窒素が血圧や血液循環の調整で重要な役割を果たしていることが明らかになった。
3氏は、ガスが人間の体内において重要な生化学的機能を果たしていることを初めて証明したとして、1998年にノーベル医学・生理学賞を受賞した。
バイアグラは、性的不能治療薬として98年に米食品医薬品局(Food and Drug Administration、FDA)に認可され、広く人気を集めている。これまでタブー視されていた性的不全の治療に大きな変化を与え、現在、世界中で約3500万人が使用している。
ファーチゴット氏は1916年6月4日、サウスカロライナ(South Carolina)州チャールストン(Charleston)生まれ。ノースカロライナ大学(University of North Carolina)で化学の学位を得て卒業後、1940年にノースウエスタン大学(Northwestern University)で生化学の博士号を取得した。
その後、数年間ニューヨーク州立大学(State University of New York)で働いたこともある。またフルタイムではないものの80歳代まで研究と学生の指導を続けていた。(c)AFP
つらい環境ほど、鳴き鳥は歌上手に 米加研究
【5月24日 AFP】過酷な環境や不安定な天候であるほど、一部の鳥では鳴き声が「美しく」なったり、学習能力や優れた伴侶を射止める技が高まるという研究が21日、発表された。
対象となったのは、ほかの鳥のさえずりを真似ることで知られるモッキンバード(マネシツグミ)。世界各地に住むこの鳥について、米国立進化統合センター(National Evolutionary Synthesis Center、NESCent)、米コーネル大学鳥類学研究室(Cornell University Lab of Ornithology)、カナダ・マクギル大学(McGill University)が共同で、大規模に調査した。
NESCentの研究者、カルロス・ボテロ(Carlos Botero)氏は「環境が変動しやすく、予測しにくくなるにつれ、鳥のさえずりの種類も細かく増えてきた。天候パターンの予測が難しくなると、いつ食料にありつけるか、どのくらい不足せずに済むかも分からないから、生存と繁殖がいっそう複雑化する。そのため、過酷な天候の中で、メスが秀でてもいないオス鳥を選んでしまうと、メス鳥にとって取り返しのつかないことになる」という。
ボレロ氏によると、オスのモッキンバードが鳴くのは主にパートナーに自らをアピールするためだが、中でも複雑な鳴き方をオスは「寄生虫をそれほど持っておらず、子どもの生存率も高い」という。
一般に、鳴き鳥(ソングバード)といわれる鳥たちは、生まれつき鳴くことができるのではなく、成長していく過程でほかの鳥の鳴き方を真似て覚えなければならない。ボテロ氏たち研究チームでは、この学習能力があるということは、ほかの学習能力もあるしるしだと考えている。「鳴き方のうまい鳥は、少なくとも間接的にほかの鳥に向かって、自分は学習能力が高いのだということを示している」(ボテロ氏)
ボテロ氏は世界中の記録音源を調査し、さらに南半球各地の野生のモッキンバードについて29種類、100羽分の声を採集した。それらの音源をコンピューター・プログラムでグラフ化、温度と降水量の記録データのパターンと比較研究した。報告は米科学誌『カレント・バイオロジー(Current Biology)』に掲載された。(c)AFP