先日、富山県を所用で訪れた際、富山県南砺市城端にある「城端曳山会館」に立ち寄りました。
城端曳山祭の曳山などが常設展示されています。
城端曳山祭は毎年5月4・5日に行われる祭礼で、ユネスコの無形文化遺産に登録されています。
「東耀山(とうようやま)」 東下町
大黒天の御神像と、ラッパ吹きと梯子渡り人形が乗せられています。
続いては、
「唐子山(からこやま)」 出丸町
布袋の御神像が乗せられています。
展示の最後は、
「竹田山(たけだやま)」 西上町
恵比須の御神像が乗せられています。
館内はワイヤー入りのガラスで覆われ、照明も自動で調光されるため撮影が非常に難しく、暗くノイズがのった写真が多くなってしまいました。
ここに展示されいる以外では、
「諫鼓山(かんこやま) 西下町」
「千枚分銅山(せんまいぶんどうやま) 大工町」
「鶴舞山(つるまいやま) 東上町」
があり、計6輌が祭礼当日に曳き出されるようです。
意外なことを知ったのですが、祭り囃子を奏でる方たちはこの曳山には乗っておらず、前を行く庵屋台(いおりやたい)と呼ばれる山車の中で、それも屋台と一緒に歩きなが行っているそうです。(館内で流れている映像で知りました。)
この施設内には蔵回廊(くらかいろう)という土蔵4棟も併設され、祭礼関連の資料などが展示されていました。(ここは撮影NG)
曳山会館を後にし、帰りがけに受付の方に伺ったこの辺りの見どころを少し見て回ることに。
先ずは細い路地で、ここを曳山が通る際は屋根の左右先端を上側に折り曲げて通るそうです。
その通り沿いには、曳山が収納されている大工町の蔵がありました。
次に向かったのは、先ほど伺った曳山会館裏手の今町通りから見る4棟の土蔵で、レトロ感漂う雰囲気がとてもよかったです。
初めて訪れた城端ですが、気に入った場所の一つになりました。
次回は是非とも祭礼日に伺って見たいものです。