東山に風力発電建設計画があることを知った2月13日から
２ヶ月が経とうとしています。
昭和村も、宮城県川崎町も１ヶ月くらいの運動だったんじゃないかな、
東山の場合、縦覧や意見書の募集期間がとっくに終わっていて
ほとんどの人が知らないまま、時が経ってしまった。
しかも、中止を求める陳情が委員会で今年１月に不採択になっている。
インターネットの署名サイトを立ち上げたのは2月25日で１ヶ月以上経ったけど
なかなか思うように数字は伸びていない。
ついに、同志で集まり4月5日、作戦会議を開催。
8名で、様々な意見を交換しましたが
それぞれの想いがあり、こんがらがってしまったので
一旦、自分が中止を求める理由を整理したいと思います。
①森林や生態系が壊れるから → ほぼこれが理由（④⑥⑦はこちらにも入る）
②経済資本主義をやめたいから → 見直せるチャンスかもしれない
③景観が壊れるから
④市内で消費される水道の悪化の可能性
⑤地元で消費される電力でないから
⑥低周波の影響
⑦東山温泉の温泉の影響
近々、市長や県知事に想いを伝えに伺う予定です。
その前に、伝える内容を整理したいと思います。
①なぜ地元で消費されないのに、大切な会津の自然や生態系を壊してまで、建てなければならないのか。不足している地域で計画してもらうとか、節電をするといった選択はできないのでしょうか。
②地球温暖化対策の為、福島県は2040年を目処に「福島県再生可能エネルギー推進ビジョン（改訂版）」を掲げていることは理解していますが、地元には議論する権利はないのでしょうか。
③建設予定地には、滅危惧種に指定されているクマタカの８つのつがいや、天然記念物のイヌワシの生息が確認されています。林野庁は、生態系を守る「緑の回路」に指定しているのに、なぜこの計画が優先されるのでしょうか。
④自然は人間だけのものではありません。風力発電の影響でクマが里に降りてくることが増えたり、低周波の影響で凶暴化するという記録もあります。東山温泉への影響も懸念されます。クマの対策などはどのように考えているのでしょうか。
⑤土中環境に詳しい専門家高田宏臣氏によると、山の尾根の部分は、本来、水脈環境における要であり、風力発電設備の基礎が、山地上部で水脈を分断し、大地の通気浸透機 能を損なうことで山全体が乾燥し、その影響が将来的に流域を中心とした広域に及ぶことから、建設計画を見直すべきと考えます。 このことから、観光の受け皿となる東山温泉の温泉の量や質への影響も懸念されます。既に、冬期間、湯量が足りなくなると聞いています。
⑥東山ダムは現在も汚臭など対策に3000万も経費がかけられているそうですが、今後、もっと水に影響が出る恐れがあります。昨今、土中環境の悪化による様々な被害を訴える専門家が増えています。人間は水がないと生きていけませんので、悪化する恐れがあることは回避することはもちろん、もっと大切にしなければならないのではないでしょうか。
⑦会津は「心の故郷」と思ってくれている県外の方が大勢いらっしゃいます。自然風景に巨大な人工物が建ち並ぶ風景に胸を痛める方も多いと思います。美しい景観は、疲れた心に潤を与えてくれます。会津が誇る里山の風景を守ることは、観光で潤う会津にとって、大切なことではないでしょうか。
⑧人間や生物に対する低周波の影響は、想像以上に深刻なものです。低周波音や超低周波音による人体への影響として、心血管系の変化や、集中力の欠如、めまい、倦怠感、睡眠障害、鼓膜の圧迫感、振動感などが報告されています。スウェーデンのエジャ・ペダーソン博士らは、平地よりも山間地など地形が複雑な地域では風車音が気になると訴える率が有意に高くなったと報告しています。風力発電の先進国イギリスでは計画の75%が中止になるなど、住民に不安を与えるものであることは間違いありません。特にみなと側の計画地の1km範囲に、集落や公共施設があるそうですが、低周波の影響についてどのように考えているのでしょうか。
⑨以上を踏まえ、これだけの不安があるにも関わらず、住民のほとんどが知らずにここまで進められていることに違和感を覚えます。県知事の意見にも、「住民に対し丁寧な説明と誠意を持った対応を」という記載がありますが、説明会も１度のタイミングのみで、その後、住民から指摘があったにも関わらず、説明に応じるなどの誠意ある対応がなされていません。説明がなされないまま、計画を許してしまって良いのでしょうか。
先日、関係者の方がFacebookであげた画像が憎悪としか言えないもので・・
今、私たちの置かれている状況は、まるで映画の世界のようです・・・
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