金色のボビーと小さな猫 -7ページ目

金色のボビーと小さな猫

音楽さえあれば生きていける。それと便座カバー。

東方のSSをかいてみたんでここで晒してみる。

感想とかあったらコメントしてくれるとすっげぇうれしいです。

始まり始まり~


ーとある竹林での一日ー


「結局、今日も決着がつかずじまいか・・・。」
「そうみたいね、きょうはこれまでにしましょう。」
とある竹林の一角。
周囲だけ焼け焦げた真ん中にその2人は立っていた。
「姫様~。帰りますよー。」
「永琳。今行くわ!それじゃあね、首を洗って待ってなさいよ、明日こそ殺してあげる。」
「っへ、そっちこそ。尻尾まいて逃げるんじゃねぇぞ。」
お互いににらみ合い、そして少し笑い合っている。
・・・・と不意に。


ぐぅぅぅ~ぎゅるるるる・・・・

「ちょっ!アンタ!何よそのおなかの音。笑っちゃうわね。」
妹紅のおなかから鳴る強烈な音はいまだに鳴りやむことを知らない。
「う、うるせぇ!人が何食おうと食うまいとお前には関係ないだろう!」
「まぁ、私はいいんだけどね。あら?永琳。どうしたの。」
いつのまにかすぐそばまで来ていた永琳は、妹紅に向かってこういった。

「今日はうちで晩御飯でも食べていってくださいな。姫様、構いませんね?」

「えええええええええええええっ!!!」
見事にハモった。
動きからしぐさから、完璧に。
長年殺し合いをしてきた2人ならではの技かもしれない。
「ちょ、ちょっとまちなさい永琳。なんで?なんでなのよ。」
輝夜は頭を抱えて振っている。

先ほどの殺し合いの雰囲気が一気に瓦解した。
                 ・・・
「いいじゃないですか、長い間姫様は遊んでもらってますし。」
仕留め切れたことがない輝夜はそこで口を濁らせる。

「な、なにをたくらんでやがる・・・・輝夜。」
「なんにもよ!予想外すぎるわ!アンタも断りなさいよ!」
妹紅は申し訳なさそうに頭を掻きながら
「実は、備蓄を切らしててな、一週間何も食べてないんだ。ちょっと御馳走になろうかな。」
それをきくと永琳は、ニコッと笑い

「決まりですね、これで姫様の怠惰な生活も少しましになるといいんですが・・・・」
「ちょっ!なにいってるのよ!やめなさい永琳!」
「?」
もうそこには殺伐とした殺し合いの雰囲気はなく、まるで家族のような暖かい絵がそこにあった。


一方こちらは永遠亭である。
箒をもった月の兎はぼーっとこんなことを考えていた。
(てゐ・・・・・あんなところに落とし穴なんて掘ってなにしてるのかしら。絶対よくないことよね、主に私に向けての。)
さぁ、どうやって注意してやろうかな、と溜息を吐いていたその時に
「ただいまー、うどんげーお客さまよー」
(てゐ、後で覚えてなさいよ。)
少し黒いオーラを出しながら、しかしそれを感じさせずに永琳の声のしたほうへ駆け寄ってゆく。
「おかえりなさいませ!師匠、姫様・・・とあれ?妹紅さん。どうしたんですか?」
「今日、ここで宿をとらせてもらうことになった、お前さんの師匠のご厚意だよ。」
「そうですか。それじゃ、お料理がんばっちゃいますね!」
妹紅は目をキラキラ輝かせている。
「お、おう。一週間ぶりの飯だから多めに頼む。あれ?輝夜はどこに行った?」
「さぁ・・?ご自分の部屋でしょうか。とりあえずあがってください。変なことはしませんから。」
「おう、おじゃましまーす。」
基本的に、人のことを簡単に信用する妹紅ではないのだが、これが初めてではないので、遠慮なく土間に足を踏み入れていった。


一方、永琳の研究室。
「ふひひ、これでコレをあいつ飲ませれば明日私はついに勝つことができるわ!」
輝夜である。
「勝ったら何をさせてやろうかしら、あんなことや、こんなこともいいわね。ふひひ。」
どうしようもない変態である。

「姫様?何をなされてるんですか?」

永琳である、その笑顔は明らかに笑っていない。
「永琳!ちょっ!違うのよ?ただ私は、少し興味があって、ほらいろいろと。」
「姫様!」
「ひぃっ!ごめんなさい!ごめんなさい!」
頭に手を当ててしゃがみこみ涙目の輝夜。
モチロン全部演技である。
「今日はお客様がきてるので不問にします。もうやめてくださいね。妹紅さんにこんなとこみられたら姫さまだって嫌でしょう?」
「そ、そりゃあもちのろんのすけよ!・・・あれ?永琳。後ろにいるのは誰?」
「おぉいたいた、永琳。トイレってどこだっけか?・・・あれ輝夜。お前何してんだ?」
こんどこそ輝夜は、演技ではなく泣き崩れた。


ご飯ですよ!という号令とともにうさぎ達は、この館のすべてのご飯をそれぞれに配って回る。
それは、輝夜や永琳、妹紅も同様だった。
「め、飯・・・一週間ぶりの飯!!!!」
怒涛の勢いでご飯をかきこみ始めた妹紅にうどんげは
「たくさんありますからね!ちゃんとここをかけましたから、沢山食べてください!」
袖をめくり上げ力こぶを作るポーズをしながらうどんげは笑って見せた。
まけせとけー!という妹紅の声はまた、白飯をかき込む音に変わっていった。
「妹紅さん。」
「ん?」
妹紅はうどんげの顔を見て手を止めた。
「姫様のこと、まだ憎んでらっしゃいますか?」
それは、今の妹紅にとって一番根底にあることだった。
「もちろんだよ、憎くて仕方ないね。」
「そうですか・・・。」
うどんげは顔を伏せた。
そして妹紅はこう続ける。

「でも、友達とも思ってる。」

うどんげは顔をあげた。
「だってそうだろ、もう何年前のことだよ。昔のこと言っても仕方ないよ。確かに昔は死ぬほど憎かったよ。」
そしてこう言った。                                                    コロシアイ 
「でも、考え方次第ではもう私には永遠に一緒に暮らせるのはあいつと永琳しかいないんだ。もちろん憎いのは変わってない。でも、「馬鹿」やって遊べるのも案外楽しいもんだよ。」
そういうと妹紅はまたどんぶりを片手に、うどんげに片手を乗せて
「主人思いのいいやつだな、お前。輝夜もうれしいんじゃないか。」
そういうとまた白飯をがっつき始めた。
「あ・・・ありがとう・・・ござ・・います。」
その赤い瞳からこぼれるモノは今更説明するまでもないだろう。
そして満面の笑顔の妹紅は大声でこういったのだ。

「おかわり!」


一方そのころ。
「いいお湯だわ~。」
「姫様、かゆいとこはないですか?」
大浴場で輝夜とてゐである。
艶やかな黒髪をシャンプーでわしゃわしゃしている輝夜にてゐはこう切り出す。
「にしても姫様、よく、妹紅さんを泊める気になりましたね。」
「仕方ないじゃない、永琳には逆らえないわよ。」
てゐは意地悪そうに、でも失礼のないようにこう続けた。
「でも断ろうと思えば断れたですよね。昔の姫様じゃないみたい。」
輝夜は少し黙ったとおもうとこう切り出した。
「昔かぁ・・・・。あのころはまだてゐもいなかったんだっけ。」
「あの頃?」
「まだおじいさんとおばあさんのとこにお世話になっていた時よ。無理難題をふっかけて求婚者を蹴散らしたものよ。」
そういうと輝夜はアハハ!と笑った。
「姫様も案外我儘だったんですね。たしか聞いたことあります。いつかうどんげが話してくれた話かな。」
「まぁ理由は沢山あるのよ、その男が不細工だったり、私を性の対象としか見ていなかったり。」
「うわっ、最低。」
「でもやっぱりあの2人に、何がしてあげたかった。それだけよ。」
てゐは黙ってしまった、結局月の使いが来て、何もしてあげれなかったのを知ってるからである。
「大丈夫、私がいつか、本当に何万年後何千万年後、あっちにいったら、その時は絶対尽くしてみせる。」
そしてこういって笑うのだ。

「まだおばぁさんの芋の煮っ転がしの作り方、教わってないもの。」


「輝夜。」
「なによ気持ち悪いわね。」
縁側に座る2人。
近くもなく、かといって遠くもなく。
お互いの距離をきちんと理解している。
「いい家来をもったな。」
「アンタとは違ってね。」
静かに流れる時間。
何かを言うのはあまりにも無粋だった。
「ほら、ついでやるよ。杯だせよ。」
「あら?どうしたのかしら。」
「ほら!早くしろよ。」
「はいはい、これでいい?」
酒を注ぎ、自分にも注ぎ、音もなく乾杯した2人。
言葉はいらなかった。


ー翌朝ー

「さぁ!早速はじめましょうか!」
「おう、やるか。」
今日は見物人付きである。
火の粉があがる。
鮮やかな鳥の形を象り、妹紅の周りを飛び始める。
「さて、昨日の恩は忘れてはないが・・・・・今日こそ黒焦げにしてやる。」
一瞬で殺気に包まれる竹林。
「関係ないわ、さっさときなさいな。」

ふと違和感。

「いくぞ!」
「ちょっ!ちょっとまった!」
見物していた永琳、うどんげ、てゐがズッこけた。
「なんだよ、さっさと始めるぞ。」
「ちょ、ちょっとおなかの具合が・・・・」
「そんなことでいちいちとめてるんじゃないよ。」
「違うのよ!尋常じゃない痛さなの!」
「なんだぁ?私とおなじ飯くってるなら飯に問題はないはずだが。」
「いやその・・・・ちょっと・・・・」
輝夜の顔に焦りと冷や汗が滲む。
「姫様。」
永琳である。
素晴らしい笑顔、なのだが笑っていない。
「ひゃっ!ひゃいっ!」
「も・し・か・し・て・・・・。」
「つっ!使ってなんかいないわよ?!あの時永琳の研究室から持ち出した薬を夜の妹紅の杯に塗っておいたことなんてないんだからね!」

「ひ・め・さ・ま・?」

おそらく今ここにいる全ての生き物が本能的に感じ取っただろう。
「永琳に逆らってはいけない」
火の粉はすっかり消え失せ、うどんげ達の場所まで歩いていく妹紅。
「あいついつもあんなのなのか?」
あきれた様子である。
「えぇ、まぁ。姫様ですし。しかも杯を間違えて自分で飲んじゃったみたいですね。」
「馬鹿だなあいつ。」
「馬鹿ですね。」
部下からも馬鹿扱いされるあいつってと思ったところで絶叫が聞こえてきた。
「たっ!助けて!殺される!殺されるっ!」
「大丈夫です!姫様は死にませんからおとなしく捕まってください!っこら!まちなさい!姫様!!」
「妹紅!おねがいだから助けて!お願い!」
「自業自得だ、馬鹿野郎。」
冷ややかな目で輝夜を見下ろす妹紅。
立場が明らかに自分が上なのにうれしくないのはどうしてだろう。
逃げ回る輝夜が不意に消えた。
一瞬永琳は戸惑った。
「だれよ!こんなところに落とし穴掘ったのは!」
うどんげの横にいつてゐがいつの間にかいなくなっていた。
ついに、落とし穴の中で腹痛で座り込んでしまった輝夜を尻目に、うどんげと妹紅は
「いこう。つきあってやれるか、馬鹿馬鹿しい、買い物の荷物持ちしてくれ。」
「いいですよ?行きましょうか。」
さて、今日は何を食おうかと悩みながら竹林をでると絶叫が聞こえて、途絶えた。

今日も幻想郷は平和である。

こないだのは落書きだったと、完成した絵をいただきました!
$金色のボビーと小さな猫

あいかわらずぱんつなんですね。
あれか、君の頭の中身では、僕はぱんつをかぶってクンカクンカスーハースーハーする人間なのか。
顔はこんなに整形したイケメンでかいてくれてるのに。


まぁともかく、最大限の感謝と憎しみと殺意をこめて悪友にお礼を。
ありがとう!(ものすっごい笑顔で
閏さんにイメージ画を描いていただきました!
$金色のボビーと小さな猫

誰だろうこのイケメン。え?僕なの?


ほぼ無理やり書かせてしまいすいませんでしたw
・・・ところでこのパンツなに?
冷やし縞パンがそんなに気に入ったのかな・・・・・