私は1953年ゴジラからシン・ゴジラ、またハリウッド・ゴジラまで、ゴジラ−1.0以外のすべてを観てきた。スーツメーション役者はいずれも名優と称される日本特撮の黄金期をゴジラで物語ってきていた。個人的にはVSビオランテが最高作だと思っている。さすが京都府立医大卒の大森一樹監督作品であったし、川北特撮の出来栄えも素晴らしいものだった。一方、ジャン・レノ出演のハリウッド作は、人間の叡智がゴジラを倒すという内容で、日本人の感覚とは違っていた。ゴジラに勝る人智戦は日本では受け入れられない。ジョナサン・エドワーズのハリウッド・ゴジラは正しくゴジラを解釈しており、さすがに英国人の感性は日本人に近いものだった。

 このゴジラ展は東京開催で、地方に居る者には悔しいイベントである。ぜひ地方巡回をお願いしたい。