川沿いを歩きながらカモメを眺めていた。
彼らは生きていることの意味など考えない。
明日死ぬかもしれないから悔いのない一日にしよう、なんてこともきっと考えない。
死なないように敵から逃げて、生きるために餌を探す。それだけ。
だけどカモメが無意味に生きているなんて言えるだろうか。
人間の脳がこうも便利だから。
高度な発達による弊害が生きることへの疑問だなんて皮肉。
カモメだって私だって、広大な地球の数あるオブジェクトの1つでしかない。
そして、その1オブジェクトの中心軸となるのは自分。
ここにしか自分の意識が存在しなくて、でもそのうちぱっと消える。
だからと言って地球には何の影響もない。ただ無くなってるだけだけど。