サンクコストとは「埋没費用」と言う意味です。
投資、生産、消費、時間など経営に投じた費用のうち途中で中止、撤退しても、
回収できない費用のことです。
例えば、事業に1000万円投資し、1年間頑張ったとします。
しかし、なかなか利益が上がらない。
ここで撤退すると100万円しか残らない。
しかも、この1年が無駄になる。
そこで、さらに借り入れして
何とか成功させようと頑張る。
900万円と1年がサンクコストです。
これが損切りできず、さらに借金を重ねてしまい、
さらにサンクコストを増やす。
結果、ますます撤退できなくなる。
株式投資も同じことがいえます。
損切りできず、ますます損失を大きくする。
損失を確定するのはとても辛いことです。
これまでやって来たことを否定することなります。
しかし、この判断が遅れると命取りになります。
この呪いから逃れるには、あらかじめ、
撤退をする時の損失を決めていなければなりません。
ここまでやってダメなら撤退する。
起業する前に決めておきましょう。
起業する前から撤退のことなど考えたくありませんが、
大切なことです。
100%成功する事業など有りません。
失敗は小さいほど再起は早いです。