もう、4年以上になるね。


2020年3月。


私は彼の仕事を心配して、

不安な緊張感でいっぱいだった。


周りの人から、


ああ、あの人はもう終わりだなって


思われていると思うのは、


彼はつらかっただろう。


全身、ハリネズミ、棘だらけ。


たいしたことないって顔で、

周りを遠ざけてた。


私は結局、自分を守ったんだ。


こうなったのも、彼の人格障害ゆえの

ナルシスト的な過信だったり、

浪費、浮気、信用の無さだったり、

リスクに備えない無謀さだったり。


その時はすでに

私は彼にとって何でもなく

ただ見守る立場だったから。


結局何もできなかった。

ただ、とてもつらいだけだった。



その1年後、全ての関係を切って、

新しい世界に飛び込んだ彼。


正解だったかはわからない。

今まで積み上げてきた仕事と

スキルを捨てて

新しいことをしてる。


でも、これも人格障害ゆえの、

自分が本当にやりたいことではなく、

すごいって言われることを選んでる。


ただ、その場をつないで生きてる。


それも板についてきたようだ。



最近、彼は人格障害って言葉を知って、

自分のこともわかってきたようだ。


だから、

無自覚型から、過敏型になったというのか。。

昔の無邪気さは影を潜めて、

謙虚になったようには見える。。


私が憧れた彼のスキルは、

彼自身が、もう追うことをやめてしまった。

需要がなくて、価値がさがって

しまったのかもね。

私はずっと細々でいいから続けたい。

彼と過ごしたこと、教えてもらったことは、いつまでも大切に思いたい。


いつかまた、彼と向き合って

笑うことができたらな。。