私は年金をもらいながら生活をしています。介護経験はあります。一口に介護と言ってしまいがちですがそれはなかなか大変な仕事です。ましてや家庭で見るとなると・・・。私は昭和62年から病院で姑さんの介護をしました。病院に入ったり出たりの介護です。そばに私が付いていてやがて平成元年に病院の先生が「あと1週間の命です。」と言われ本人もそれが分かって「家で死にたい。」と言われ連れて帰って家での介護となりました。
姑さんを連れて帰って本格的な家での介護が始まりました。平成元年の頃まだまだ介護用品なんかどこにもありませんでした。やっと見つけて聞くと病院専用とのこと。・・・。今では考えられないような苦労をしました。今はその点どこにでもあり(あの頃を思い出すと(ようやったな。)と思います。手、足硬直状態だったのをご飯の保温機でタオルを温めては肘、膝を中心に温めては摩ってを繰り返し8ヶ月くらいで歩けるようになりました。1日に何回やったか?
そんなこと数えていないからわかりません。
やがて痴呆になられ昼か夜かわからなくなりご飯を食べた事さえ忘れるようになられそこで感じたのは痴呆になられたから今度は我が子をあやすように接してあげること。決して怒ったりヒステリーを起こしたりしては相手にもそれが分かり余計に痴呆が進むという結論でした。何かの本に書いてあったような気がしますが?そして本当の介護をするには自分の大切な人なんだ。と思って介護をすること。昔、何があろうとも。私はそうしてきました。最後には必ず分かってもらえます。そしてありがとうと言ってもらえます。