永田カビさん「さびしすぎてレズ風俗にいきましたレポ」 | 愚痴と干渉重たい母親から卒業したい人のコーチング&カウンセリング ★幸せの感度をアップで★

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がまんで失くした自分をとりもどしていくプロセスを追求していきます
それが、母からの卒業

たのもー!!

 

札幌のコーチング  森村うさぎです。カナヘイうさぎ

 

思春期戦隊息子チームの新学期が始まりました。朝ゆったりモード終了で、5時起床生活でございます。夜明けの空がキレイです♡まさにDAWN PURPLE(曲にしたのは天才ユーミン)。

 

という話のわりに、今日のブログタイトルはちょっと衝撃的な感じですよね。
 

永田カビさんの【さびしすぎてレズ風俗にいきましたレポ】。というエッセー漫画です。

エッセーってするのがふさわしくないくらいシリアスな漫画です。

 

このタイトルだけ読むと、「どんだけお下劣なの?」って手を出しにくい。誤解されそう。

(手にとることすらはばかられるような…)

 

 

ですが、風俗の部分はメインではありません。そういうエッチな話じゃないのです。

メインは、【さびしすぎて】なんです。

 

※以下、ネタバレを含みます。ご注意ください※

 

 

 

性的なお話はほぼありません。(ちょっとあるけどさほどじゃない)

 

ナゼ、永田カビさんがそこに行き着いたのか。ナゼ、それを必要だったのか。

そのプロセスが描かれています。

 

とても辛い内容です。

自分の周囲にいる人間を素直に信じることができて、自分に自信があって、心の陰りのない人には理解できないかもしれません。

 

彼女は、自分というものがわからず、愛されている実感がわからず、満たされない状態でした。心の飢餓を埋めるように、過食したりもします。

自分を大事にすることができず、そのぶん人に認められたくて必死に自分じゃない自分になろうとする。その努力と苦しさは、程度の差はあるけど、共感できました。

その頃を思い出して、涙が出ました。

 

「死にたい」というギリギリの状態から、生きたい!と決心して一生懸命に模索し始めます。

この決心する感じも、ほんとよくわかる。大泣きうさぎ

 

“わたし、自分からぜんぜん大事にされてない“だから、

何をしても虚しくて、何をしたいのかわからないのだという、すっごくすっごく大事なことに気づくのです。

 

ご両親とのあいだに何があったのか、具体的なことは描かれません。

ただ、そこが「原因」だと気づくプロセスは、きっと生きにくい、生き方下手な人なら、「そうそう!」と共感できるかなと思います。

 

自分の状況を、『この苦しさを乗り越えることが、生きるということ』的に解釈し、さらに前に進んでいくくだりがラスト。

 

ちなみに、風俗は「人のぬくもり」を感じるための手段でした。

トッピではあるけれど、永田さんが必死に自分を変えようとする気持を感じます。

風俗が手段として正解かどうかというよりも、自分の考えで選択し行動することに意味があると思いました。

 

文字の表現ではなく、絵の表現は、心に迫るものがあります。

 

たぶんタイトルだけみてたら、きっと手に取らなかった本。

ですが、その内容は生きづらさを感じる人に、何かを投じるものだったのでした。

 

同じ苦しさを共有すると、心が楽になることがあります。

もし、誰にも言い出せずに抱え込んでるなら、本とか漫画でも誰かと辛さを共有できますよ。

 

苦しさを乗り越えて、新しい自分になっていきまっしょい!

せいやっ!