約束だよ!

約束だよ!

These words were from SASA

環境、人権、教育に関する活動を行っている川﨑レナさんという方が

 

2022年11月、世界子ども平和賞(注1)を日本人で初めて授賞

 

活動する上で政治にも深いお考えがあったようで

 

授賞式で以下の発言をなさっています

 

 

 

差別発言、議会中の居眠りなどが繰り返す様子が日々放送されています

 

このようなことをする政治家の皆さんばかりではないのもわかっています

 

しかし私たち若者は小さい頃から、この繰り返しのつかないように見える状態が

 

全てだと信じ見ているのです

 

市民の声を最初から聞いてくれないように見える日本の政治に

 

誰が協力しようとするのでしょうか

 

放送されているような政治家の皆さんばかりだと日本は変わることはないでしょう

 

けれども39歳の市長が居眠りする議員に向かい ”恥を知れ!” と叫んだとき

 

日本はまだ変われる、私はそう思うことができました

 

(発言を書き起こし抜粋)

 

 

 

『恥を知れ!』と叫んだとされる当時39歳の市長とは

 

広島県安芸高田市 石丸伸二市長だと推測され

 

ご本人も「おそらく私のこと」とおっしゃっていますが

 

”恥を知れ”という言葉だけが一人歩きしている感は否めません

 

 

 

そもそもこの言葉が広く伝わったのは

 

「議会中、議員が居眠りをしているように見えた」と

 

石丸市長がSNSに発信したことが起因しています

 

そして、これに反発し不快感をあらわにした市議会議員側は

 

市長が構想していた副市長の民間人起用を

 

「前例がない」「選び方が不透明」などを理由に否決

 

更に市の財政難も理由に加えた上、2名だった副市長職を1名に削減

 

「財政難が理由なら」と今度は市長が市議会議員定数削減案を提出

 

削減案を説明をする際、議会軽視と猛反対される中で

 

その言葉が発せられます

 

 

 

居眠りをする、一般質問をしない、説明責任を果たさない

 

これこそ議会軽視の最たる例です

 

恥を知れ!恥を!

 

(ほんの少し間を空け落ち着いた口調で)

 

という声が上がってもおかしくないと思います

 

どうか恥だと思ってください

 

 

 

石丸市長は眼の前の市議会議員だけでなく、全政治家に響くよう

 

悩み抜いて『恥』という言葉を選び

 

各メディアの印象操作対策として

 

『恥を知れ』の後に言葉を加えたとおっしゃっています

 

ですから

 

居眠りしていた議員に向かって「恥を知れ!」と叫んだのではありません

 

ある意味、計算されたこの発言を、切り取り系動画配信はもとより

 

公器を自負する ”元祖切り取り系” の新聞テレビ各社が

 

第一報をどのように伝えたのか、興味は尽きませんが

 

後に石丸市長はこの発言に対し

 

「恥を知れと叫んだというふうに受け取ってしまった方には

 

お詫びしたい」と述べられています

 

正しい情報を得ることがほんとうに難しい時代ですね

 

 

 

最近、人口戦略会議が消滅可能性自治体を新たに発表し話題になりました

 

人口減少が理由である以上、自治体の消滅は防ぎようがありませんし

 

そもそも、なり手の少ない首長や議員の選挙が

 

無投票で決まることも多くなると予想すれば

 

旧態依然の行政は悲惨な未来しか見えてきません

 

石丸市長の市政運営に対し、賛否両論あるのは当然として

 

単に数字だけを見れば、良い方向へ導いている傾向にあって

 

「できれば20年後50年後も安芸高田市を残したい」というおもいは

 

一貫してブレがなく、疑念を抱く余地はないようにおもいます

 

しかし、地方の小さな町であるが故

 

河井事件(注2)で辞職した議員を再選させる市民気質や

 

議会、マスコミの圧力、政治団体暗躍の噂など

 

一筋縄ではいかない部分もあり

 

任期が迫る石丸市長の動向がたいへん気になりますが

 

外圧に屈する方ではなさそうなので

 

あくまでも安芸高田市民の未来への覚悟を

 

次期市長選立候補の判断材料にされるのではないでしょうか

 

安芸高田市民の健闘を祈ります

 

 

 

注1:オランダ・アムステルダムの国際的な児童権利擁護の非営利組織である

         キッズライツ財団が主催する、子どもの権利のために大きく貢献した若者に送られる賞

        (Googleより)

注2:2019年の第25回参議院議員通常選挙において起きた河井克行・河井案里夫妻による

         公職選挙法違反事件。安芸高田市では現金受領を認めた市長と議員3名が辞職

        (ウィキペディアより)