母親との衝突から、私は母親の世話を放棄した。しかし、頭の中は母親の事でいっぱい。

ご飯はどうしてるのか?

お金はあるから、何か買って食べてるよね。

電話、かかってこないから、必要とされてないよね。


5日くらいたった時、母親から電話が。

電気あんかの電気を切らずに家を出たから切って欲しい、と。その声は緊張していた。

私はそっけない返事で対応。

切りに行くと、家の様子は変わらず。ご飯もジャーの中でそのまま。手付かず。何を食べてるんかなぁ?


その後も母親のところには行かず、1週間目、電話をかけてみる。普通に出た。

私:反省したの?

母親:何を?してない。

私:あ、そう。電話切る。


その後も気にはなるが、体が心がつらくて、キューとなって倒れてしまった。

しかし、このまま行かない事は無理だから、妹に連絡してみる。

私:母親と喧嘩した。しばらく行ってない。少し認知がはいったみたい。

妹:え、どれくらい?

私:いままでの症状をいう。ひとりで面倒みるの大変だよ。

妹からの返信なし。

なんじゃ、そりゃ。


10日目、母親から電話が入るが話が聞こえない。なんなんこの電話。

あ、もしかして心不全が出たんかなぁ、と心配になり家に行く。

私が電話した?と聞くと、してないという。いやいや、母親の名前で電話かかってきてるから。

私:何も必要がないなら帰るわ。と言うと

母親が、ごめん、ご飯作って。と。

私は、話ながら涙が出てとまらず、大変。

そして、年寄りの病気持ちをここまで追い詰めてしまった自分が嫌になったけど、どうしようもない、私の精神。


ご飯をつくり、いつもなら二人で食べるところ、私は食欲もなく母親ひとりで食べる。

母親:食べたよ。

台所の片付けをしていた私は返事もせず、しばらくして行くと母親は布団に入っていた。しかし、息がおかしい。あ、心不全だ。

話を聞くと昨夜からしんどい、吐いた、などという。病院に行く?と聞くと行かない、という。

しばらく様子をみていたら、息が落ち着いてきた。母親も、楽になったという。

母親:楽になったから、もう帰っていいよ。

私:泊まろうか?死んでいてもいけんから。

母親:大丈夫

とりあえず帰ることにした。

朝5時半、電話をかけた。

私:どんな?

母親:大丈夫だよ。楽になった。今日は病院だから今起きた。ベッドから落ちて今這い上がった。

私:病院でお医者さんに言うんだよ

母親:言ってみる。


が、今のところ。

今日は、病院に電話を入れておこう。

最近、病院から連絡がないから、それも変。