届いた野菜は上段(左からチシャ?、白菜、大根、蕪)、中段(サツマイモ、馬鈴薯、里芋、玉葱)、下段(ゆず、だいだい、柿、クロマイ、むかご)と盛沢山。
今年6月、島根県日御碕からの帰りに、プラーと寄った同県雲南市大東町山王寺の棚田が美しく、それの保存・保全に取り組む里人の活動に感動し、訪問者に接するホスタビリティのフクヤカさに気持ちが和らいで、スーッと棚田実行委員会のトラスト会員になった。年間、一万円ほど。
標高300mの山腹に約200枚の棚田。現在の人口は90人で世帯は36戸。中学生の子供がいる世帯は僅か1世帯で、高齢化率78%。役場まで7km、病院まで8kmとか。
この状況で6月の田植えコース、7月の自然調べコース、9月の稲刈りコース、10月の収穫祭コースなどお「たんぼの学校を開き、稲作りの全課程を体験できる。各コースも充実していて、例えば収穫祭コースといっても千歯こぎ、竹筒脱穀、すり鉢とボールで籾すりといった民具や工夫の体験。
収穫祭コースに合わせて開かれた棚田まつりには500~600名の来場者があり、地元人による「神楽」の上演もやる。
棚田維持にオーナー会員、トラスト会員、農作業ボランティア制度も作っている。と入ってもオーナー会員は5会員、トラスト会員は13会員、ボランティアは13名で、棚田米のブランド化を図り、「山王寺棚田舞」を栽培する。「山王寺棚田舞」は縁故米として30kg1万円で販売しており、固定客が増加中とのこおt。
その成果が昨日我が家に届いた。「山王寺棚田舞5kgといろんな野菜である。添え状に「特にめずらしいものはなく、何の風情もございませんが」とあるが、この謙虚さというか、奥ゆかしさというかこの方々の暖かい人柄が自然に醸し出されていてここちよい。「おもてなし」というのはこういう心性の持ち主が言動するときに立ち上る文化のことでしょう。これにくらべて、行政がいう、あるいは美人がオリンピック招致でいう「おもてなし」ってのは何のことkわ判らんというより、下品に聞こえるだけだな。
雨宿りができる程度の展望台から見た棚田。
生物多様性と共棲する生き物たち
ブランド化を図っている山王寺棚田舞(米)