魔王が終わった頃に書いた記事のようです。
私、大野さんに心酔してたんですねえ。。。ここに書いたことは今もまったく変わらず私の思う大野像です。さすが。ぶれない男です。
私、大野くんが大好きなもので。魔王もばっちり録画しておりました。ただ、昔ながらのVHSでの録画なんですよねえ。。。TVとかあまり見ないもので、今までビジュアル家電にはほとんど興味がなかったんですけど、やっぱり美しく画像が残せるデジタルTVとHDDが必要かなあ、と考える今日この頃です。
魔王が終わって1ヶ月と少しが過ぎました。魔王というドラマは、とても大きな魅力といおうか、魔力といおうか、日本でもたくさんの魔王族を生み出したようです。
私は韓国版の魔王も大好きです。韓国魔王族の集うサイトなどへも顔を出したりしていますが、最近あることに気がつきました。
韓国版の魔王族は、(それでもやはり弁護士役のチュ ジフンのファンのかたが多いみたいですが)物語全体に魅せられた人が多く、キャラ萌えもそこまで偏ったものではなかったようです。それに対し、日本版の魔王族は、圧倒的に「成瀬領」にやられた方が多いということです。もちろん日本版のつくりが、「成瀬領」を中心としたものになっていたこともその要因のひとつですが、それにしてもかなりの破壊力で多くの人間を虜にした成瀬領。これは、嵐の最終兵器と呼ばれる大野智の魅力を抜きには語れないと思います。
私は大野くんの何が一番好きか?と言われると、その「素材」だと答えています。あの人は、芸術を生業にせざるを得ないであろう、突出した魅力をいくつも兼ね備えています。
嵐の他のメンバーで言うと、私はニノの複雑な思考と怜悧さを愛していますし、翔さんの前進志向、松潤の上昇志向にも魅力を感じています。この3人からは、後天的な資質からなるヒューマニティ(人間的魅力)に惹かれます。
対して大野くんや相葉ちゃんからは、先天的に持っている能力やオーラが圧倒的に魅力です。
(前出3人にも、もちろん先天的な魅力はやまほどありますし、後出の2名にも経験値から形成された魅力もありますが、私が強く感じる部分、ということで分けました)
大野くんは、(分析好きの私をもってしても)「文句なく、理由なく、素晴らしい」のです。
ここまで言うと、大野くんファンの私が盲目的に狂信しているように見られるかもしれませんが(汗)大野くんの本気仕事をきちんとごらんになられたかたにはわかっていただけると思います。そこには分析や観察が入る余地のない、感動と衝撃があるのです。(そしてその衝撃の理由を知りたいが故に、蟻地獄に足を踏み入れるべく、大野世界へと誘われるのですが)
そして、そこまで人を堕としておいて、大野さんは、人を煙にまくように、お隠れになるのですよ。大野くんは、ほんとに。。。ファンに対して出し惜しみするっちゅうか、飢餓感、焦燥感をあおるっちゅうか、ほんとにSだわ。。。あのひと笑
で、前出の言葉とは矛盾するんですが、大野くんの素材の持つ魅力について、ここらで言及しておきたいと思います。
まず。いろいろあるけどまず一番は、これでしょう、「大野くんの身体的能力!」
大野くんは、ダンスも上手だし、運動神経もいいし、それは周知の事実なんだけど、なんか。。。平たく「ダンス」って言うんじゃないんですよね。。。ダンスなんだけど、そのダンスを形成する「動き」がね、普通も人間の動きじゃないんですよね。だから、ダンスじゃなくて身体的能力としました。
しなやかにしなる腕。
世界最速のターン。(大げさみたいですけど、大げさじゃないと思うんですよね。。。)
無重力ジャンプ。
早送りに見える高速ステップ。
表情豊かな指先の動き。
振りを踊ったときの完璧な四肢のポジショニング。
ぶれない上半身。
緩急の鋭い舞い。それによる間の演出(動から静、またはその逆のアクションから生まれる余韻と熱の放出)
もう訳わかりません笑なぜそんな動きができるのか?
私はちなみに、若い頃、演劇を志したこともありまして、いろんな舞台を見ています。ミュージカルやバレエも見ましたし、有名無名を問わずいろんな役者やダンサーさんも見てきたつもりです。
大野智の「踊り」は、誰とも違う要素で出来ているんです。
きっと、毎日一定の訓練を続けている本職のダンサーさんと比べると、大野くんのダンスは見劣りする部分もあるでしょう。だけど、大野くんのダンスを支えるそれぞれの動きは、限りなく個性的で、他人には模倣しえないものです。
まず、びっくり。これが大野くんの本気ダンスを見たときの正しい反応なのでは笑
そして次に、「大野智の造形的美」をあげます。
彼は、美しいのです。先にも述べたように、彼は世間からお隠れになっているので、しかも自分の美しさにあまりこだわっていないので、「美」を対外的にアピールすることはほとんどありません。ですが、ふとしたときにこぼれてしまう、それが無自覚なものですから、効果抜群なんです。
彼の「美」はフェチ的な感性で語られるものです。有名な手の美しさや、眉間から鼻筋のライン、そしてしなやかで美しい筋肉を身につけた体型。(あんまり着ないけど、細身のスーツが本当によく似合う)
そして古の雅を感じさせる高貴なお顔立ち。(今は色黒ですけど、色白の大野くんは本当に公家の宮様みたいだもんね。。。大野くんの日本的美を生かせるような時代劇、激しく希望しますわ。。。)
そして、ダンスで見せる高い身体能力が支える身のこなしの粋。普段はほんわかしててゆるーい感じなんだけど、いざというときのたたずまいの凛とした美しさ。はあ。。。
「魔王」は大野くんのこの造形美を最大限に活用したものだったと思います。大野くんの渾身の芝居と造形美が相乗効果となって、「成瀬領という魔性」が出来上がったわけです。
ちょっとやそっとの美しさじゃあの役はできないんです。芹沢に正体がばれた後の葛西の弁護をするシーンの悪魔的な美しさは、大野くんの妖しいまでの魅力が全開でした。
私、大野くんには古典芸能が似合うんじゃないかなあ、って常に思ってるんですよね。能とか狂言とか。ああいう密やかで秘めやかな、伝統芸を追及するような立場に大野くんを置いてみたいなあって思うんです。
後はご存知の声、とかそのさりげない存在感とかいろいろあるんですけども、声は。。。ちょっとまだ「素材」としてわからないところがあるので、またにしたいと思います。
大野くんも翔さんのように、ジャニーズの枠を飛び越えて、実力のある舞踏人や、さまざまなジャンルの舞台に挑戦して欲しい。その類まれな才能を開花燃焼させてほしいとは、どれだけの人が願っていることか。。。。
2008年、大野祭りで、とっても幸福な半年を過ごせましたけど、まだまだたりません!来年はさらなる飛躍を願います!