めぐりあう時間たち(過去記事) | 北東西南

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☆☆☆☆☆
殿堂入り

映画館で見たときも、素晴らしい!と思ったけど、見返すと
また感動がよみがえってきて。。ううう。
見終わったあとに「ふうう」とため息をついちゃう作品。
私はこういう映画が大好き。

1回目に見たときは違う感想を持った。
はじめに見たときには気づけなかった部分とか・・
併せて4回見返した。きりがないから、殿堂入り。
オズと併せてお買い上げしよう。

以下ネタばれあり。

完璧な脚本。。
3つのストーリーが交錯し、ひとつになる。
そしてそれぞれの主人公が、選択したり直面する問題に向き合う姿が書かれている。
主人公は、一人は精神を病んだ小説家、一人は自分を偽りつつ生きる中流家庭の主婦、一人は女性の恋人がいながらも、昔の男の世話をする現代の女性。
3人ともそれぞれの生活の中で、何かをごまかしながら生きている。
自分が愛するもののために。
それが限界点に達し、一時に壊れてしまう話。壊す決意をする
瞬間の話です。

それぞれの女性が危うくて美しい。
で。。巧い。
3人の女優の演技を見るだけでもかなり楽しいです。

大切な人の為に、自分はどこまで犠牲になれるでしょうか。。
その自分の為に、相手もまた犠牲になっていると感じたなら、そのときは一体どうすればいいのでしょうか。。
犠牲=思いやり、愛だったりして。
相手を思う、っていうことを考えさせられる作品でした。

しかし。
今私はそこまで想う人がいないかもしれん。。
これは気楽だけどさみしいことだなあと少し孤独に陥ってしまいました



コメント

ミッチー2007年08月23日 21:41
うぅ~ん。
深いね。
孤独、生きる、愛する。
破壊と建設の繰り返し。
そして、心に残るものは・・・愛?
感性、豊かだね。

しまぴ2007年08月24日 21:01
みっちゃん

私の敬愛する小沢くんはね。。

「いつだって可笑しいほど誰もが誰か愛し愛されて生きるのさ
夢から夢といつも覚めぬまま僕らは未来の世界にかけてく」
と言ってます。
人はいつも「ここではないどこか」を想いながら生きるような所があるのではないでしょうか?
若ければそれは未来と呼ばれる輝かしいものだけれど、大人になるとそれは現実もしくは妄想になってくるよね。。
ああ今の私だ。