こないだ、録画していた 「THE QUISSHOW」最終回を見ました。
これは土曜21時という私がいちばん家にいない時間に放送されることもあって、何回か見はぐっているんだけど、最後はよかったですよね。翔さん、力演でした。
スマイルと同クール放送だったから、いろいろ比較されたり、またキムタクさまが裏にこられたりとかいろいろあって、大変だったでしょうね。
ジャニさんところのコ達はなにかと較べられますよね。私なんかもそうですけど、較べて楽しむっていうのもジャニーズの楽しみ方のひとつだと思いますし。
今回はスマイルとクイズショウ、嵐から2つも主演ドラマがあって楽しいクールでした。
でも、2作品とも私が思っていた感じとはちょっと違ってて????と思いながら見ていました。
スマイルはあと1回を残しているので、(しかもこないだ見はぐっていますしね)最終的にどうなるのかはまだわかりませんが、クイズショウは、最終回まで来て神山悟のキャラクターが完成して、翔さんの演技プランの狙うところが理解できた気がします。
最終回まできて、と書きましたけど、神山悟が神山悟として存在したのは、あの最終回だけだったんですものね。
だから、最終回まで来て、というのは当たり前なんですけどね。
私、深夜版のクイズショウを見ていたんですよ。で、けっこう好きだったので、つい較べてみてしまっていたんです。
深夜版ではMC田崎のキャラクター(主に毒)が物凄くて、それがクイズショウの最大の魅力になっていたので、翔くんの演じるMC神山は、ちょっとぬるいというか、物足りない感じを感じていました。
まるっきり違うキャラクターになっていればと思ったんですけど、ひょうひょうとした毒舌キャラという、同じ軸上にいるキャラに見えたので、そういうふうに思ってしまったんですけど、最後まで見てみた今思うと、
MC神山のほうが、現実みがある感じがしています。
MC田崎のほうは、枠も深夜版だったし、本当に不思議でシュールな話でした。
MC田崎と田崎本人のキャラクターは乖離していますし(でもそれが大人のオトコっぽく見えるように演じられてたんですよね。ギリジンは本当に凄かった)ゲストの人たちも、ゴールデン版に較べてみんな行き過ぎた感じがあって、だけどそれが魅力だったんですよね。
だけど翔さんのMC神山は、誠実で優しくてっていう神山の素が上手く透けて見えていたんですね。
最終回で、本間が、「やめてもらえます?そうやってなれなれしくするの」って言ったとき、神山は「本間さんの演出でしょ?」と答えました。
神山は自身のことがわからないまま、MC神山というキャラを演じていた。そういうふうに見ると、
「不安定でわざとらしく、やらされている感のあるMC神山のキャラクター」がすごいぴったりだなあと。※褒めています。
いやあ難しかったと思いますよ。
だって、最終回までは、神山悟としての感情の噴出どころがほとんど無かったんですもの。
だから、(私もそう感じてしまってたんですけど)演技が平板に見えたりしてたんです。
そして最終回、記憶を取り戻した神山悟は、自分のつらい過去を、友人の断罪とともに行わなくてはならなかった。
この日のMC神山は、神山悟としての感情がほとばしっていて、やっと櫻井翔の「芝居のしどころ」がやってきたな、っていう感じでした。
そして最終回の神山悟はとても魅力的でした。
翔さん、やるなあ。