2007年10月30日
☆☆☆
キトゥンという男のコの生きざまムービー。
母を尋ねて三千里。
母親に棄てられた子供が、母親を探す旅に出る。
自分に正直なキトゥンにはいろんな受難が待ち受けていて、辛い想いもするのだけど。
最後には自分の居場所を見つけるって話。
妊娠して、子供を堕胎しようか迷う友人に、「産んだらその子は私みたいに最悪になるわ」って言うんだけど、友人はその言葉を聞いて逆に産む決意をする。
キトゥンに「だってそんなあなたが大好きなの」と言って。
だああ(┬┬_┬┬)
キトゥン、よかったねぇぇ号泣。
親子の描写もリアル。
自分とめっちゃ重なる。
母との対面はかなりキツイ。
血は水よりも薄し。
これもやっぱり人の繋がりを描いた作品で、人間相手をどう想いあうか、が大事だなあと思った。
想いあうは想うだけじゃなくて、それもきっちり伝えることまでセットなのだ。
このキトゥンがめっちゃ素敵だ。
なにが素敵なんだろう?と思ったら、彼は自分を肯定して生きている。なんだかんだあっても、自分の価値観で世界を見ているのだ。