4時 起床。支度を整えて芦安に向かうが、朝食・トイレに時間をとられて5時40分の始発タクシーには間に合わない。
平日のため、芦安の駐車場はいずれも静か。トイレもきれい。
6時30分発のバスは30人乗りで20人くらいの乗車。切符切りの女性が乗車して農鳥岳の案内などをしてくれて、途中夜叉神峠で1名下車2名乗車。
7時30分に広河原に着く(夜叉神峠に多数の乗用車が止まっているところをみるとここまでは乗り入れられるらしい)。
広河原山荘まで吊り橋を渡って5分。途中、北岳がはるかに臨める。素晴らしい天気に感謝する。
9時30分、二俣の雪渓の手前のバイオトイレのところに着く(標準2時間予定を1時間50分で歩いた)。
この間は沢を何度も渡ったりするが、たいした高度差を感じない。
ただ風邪の具合がよくならず、体調は(なかなか山モードに変わってくれず)思わしくない。
10時、二俣で30分の休憩後に(八本歯のコルに向かう予定だったが)体調が悪く右俣コースをとる。
多少急坂になっただけでヘタってしまう自分が情けなく、今更ながら体調管理の大切さを感じる。
12時30分、やっと草すべりとの分岐点に到着。予定より30分もかかってしまった。
ここまで何組かの人たちと追い越したり追い越されたりしてきたが、だいぶ疲労が出てきた。
ここから小太郎尾根に出て肩の小屋まで30分が標準らしいが、途中でバテバテになり写真をとりながらノンビリモードに変更。
14時過ぎ、やっとの思いで肩の小屋に到着。風邪は抜けたが、足はクタクタになった。
ここで選択は2つ。一つはこのまま肩の小屋に宿泊、もう一つは予定通り北岳を越えて北岳山荘に宿泊。
14時30分、同行者に相談して北岳山頂を目指す。山頂までは30分との案内があったが疲れもあって50分かかった。
15時40分、北岳山頂は雲が出ていたため、記念写真を撮って北岳山荘に向かうことにする。
山頂はBSテレビの「マークスの山」に出ていた山頂を想像していたが、実際はちょっと違った。
北岳山頂から北岳山荘まで1時間40分と出ていたが2時間もかかってしまった。疲れもあるけど、各地図の時間表示は本当にいい加減だ。
途中で今回最大のアクシデント発生。右手が崖の急な下りで(ガレキでたしかに足場は悪かった)左足がすべって右足をすくって左の崖に落ちかけた。
体の3分の2が崖の外に持っていかれ仰向けに落ちかけたが、落ちる瞬間に体を反転、残った左手が偶然しっかりした黒い岩をつかんだ。
なんとか這い上がって、同行者と近くにいた登山者に無事を連絡。さすがに今回は死ぬかと思った。
最後の最後に神様は助けてくれるんだ(感謝)。
17時30分、やっとの思いで北岳山荘に到着。途中で出会った人は「朝、同じバスに乗りましたね。私たちは八本歯のコル経由で山頂に登って、山荘には14時30分に着きました。」と言っていた。
標準はそんなものかもしれないけど、体調不良者と高山病患者にはきつい旅だった。
17時50分、夕食。白身魚のフライのあんかけみたいなのがメインディッシュだったが、他のサラダや付け合せも含めてあまり美味しいとは思えなかった。
平日のため、12人入る区画に7人で宿泊。全体で40くらいの大部屋(間ノ岳)だったが、珍しくとても静かでゆっくり休めた。
床に入ったら、一日の疲れがどっと出て左足の親指と薬指、左右の太ももの裏、左の膝の上がつって苦しかった。
いずれにしても、天候に恵まれ無事に山荘に着けたのはよかった。同行者は夕食中に高山病が悪化、具合が悪そうなのが心配だった。
深夜もライトが点いていて、トイレにも楽に起きられ、出入り口にはお茶のサービスがあってとても感謝している。
