平和主義だからさ、とか
空気読んでさ、とかさ

そんな言い訳して自分言い聞かせて、楽しいかい?

そんで、空気を読まなかったり平和を乱したやつの
愚痴悪口罵倒って言う名の、羨望を放つんだ。


そんなのできるやつがいうんだって
今度はできない自分の正当化。



なんでもうそうやって
誰かへの羨望を糧にしてお仲間意識でさぐりあって
可愛いね、すごいね、かっこいいね、いいねって
そうやって同調しながら自分を守って生きていく



嘘つきの私が言えることは何一つないけれど
嘘の中にまみれた真実に、同調して欲しいとおもったことなんか1度もないんだ。

すごいって思って欲しいわけでも
可哀想って思ってほしいわけでも
どうにかしてくれなんて頼んだ覚えもない。



人の死を乗り越えてることが凄いというやつが、嫌いだ。
乗り越えたくて乗り越えたわけじゃない
できるなら、そんなもの乗り越えずに笑っていたかったに決まってる。
失ったものの大きさなんてわからずに、それでも笑ってるそいつが凄いっていって
無邪気にそんな羨望放たれても、嬉しくもなんともねえんだよ。
見ていて、吐き気がする。



わかりきって悲しいということを、誰にでも話せるわけないだろう。
すごいなんて言われなくていいから、馬鹿でいいから、
あの時に戻りたいなんて、そう思う瞬間があるなんて考えないんでしょう
あれだけ、いいね、わかるよ、とか言うくせに、
言葉を放つ前のその感情には、まったく興味がないんでしょう?


誰かの受け売りの言葉綺麗に並べて、また違う誰かに話して
そんな自分が孤独だという、そんな感情が嫌いだ。




だからね。
なんにも考えなくていい人のそばが楽だっただけなんだ





っていう、私の甘え。
どんなにそう思ったって、結局ここで生きてくには
そんな現実に同調しなきゃいけないし
人に会いたくないのに、やりたいことは誰かがいてほしいと思う
そんな矛盾に一番自分が絡まってる。


べつに。
同意のすべてが、うそだなんて思ってないよ。
思ってないけど、どれが嘘でどれが本心なのかなんてわからなくて

私が、嘘つきだから、きっと誰も信じられないんだ
嘘をついて生きていくってことを知っちゃったから
これからきっとどうやっても、誰かの言葉をまっすぐ受け止めることができないんだろうね

だからいくらでもいえるんだ、愛の言葉なんて。
かわいいね、好きだよ、大事だよ、楽しいよ、なんて。
もういやって言うほどわかった、言葉なんてそんなもんだって




なんてね。
もう疲れたんだ
けっこう、だいぶ、本当に。
よくわかった、

必要だって言われなきゃ、きっと逃げ出してたくらい
あの子が泣くのは見たくないから
もう少しだけ普通の人みたいに生きてこうと思うよ

だからもう少しだけ付き合ってね