東野圭吾の「手紙」。

電子書籍版が無くって近所の書店で買って読んでた。

強盗殺人を犯した兄を持つ主人公が、罪もないのに世間の偏見や差別に苦しむ姿を描いている。



読み終えたあとの井上夢人氏の解説。

普段なら巻末の解説を読むこともあまり無いのだが、ジョンレノンの事を書いてるっぽかったので読んでみると、、、

BBCがジョンレノンのドラマを制作するにあたってオーディションを行い、ジョンレノンににた無名の俳優を主人公に抜擢した。ただ偶然にもその俳優の本名がジョン本人を殺害した「マークデビットチャップマン」と同姓同名だった、これにオノ・ヨーコは拒絶しこの無名俳優の出演を覆したという。。。



「手紙」の中で主人公は「イマジン」を歌う。。。



ジョンの名曲「イマジン」では偏見差別のない世界を歌っている、、、

ただ偶然名前同じだったという理由だけで、チャンスを掴んだ無名俳優の将来をオノ・ヨーコが奪った事に井上氏はジョンの歌との矛盾をのべている(もちろん心情は理解した上で、、、)。


とても興味深い。。。