昨年から或る理由で音楽ライブにあまり行かなくなっています。

其れまでは年に40回くらい聴きに行っていました。

色々な人のを色々な所に行っていました。

特に誰かと言う事でなく

誰がどんな音楽をやっているのか?

どんな人がどんなところのライブステージを作っているのか

興味が有ったからです。

プロのミュージシャンのライブは基本収入の為だと思いますが

アマチュアの場合はそうじゃないのだと思っています。

じゃあ、何でライブに出ているのか?

これはその人が何で音楽をやっているのか?

に繋がっているのだと思います。

音楽を始めた理由、きっかけは色々あるでしょう。

人それぞれ。

でも、その理由がその後の音楽活動に大きく影響を与え

今に繋がっているのだと思います。

そしてそれがライブにも現れているように思います。

色々なライブを観て、聴いてそのライブに

大きな違いが有る事が分かり

行かないライブが多くなってしまいました。

「伝わってくるものが無い!」

行かなくなってしまったライブの一番多い理由です。

もっとはっきり言えば「感動」が無い。

心に響くものが無い。

ライブには主に「ブッキングライブ」と言われるものと、

「企画ライブ」と言われているものがあります。

問題はこの「企画ライブ」。

誰かが企画、主催となって行うのですが

この企画ライブに多いのが「お仲間ライブ」。

企画者が自分の友達などのお仲間を集めて

ワイワイ楽しむ事をメインにしたライブ。

内容より皆で集まって楽しい事が一番のイベント。

「楽しかったね~」で終わることが大半。

勿論、こういう企画も有りです。

否定する気は有りません。

「音楽」は「音を楽しむ」ものですから。

でも、そんなライブが多過ぎてつまらないのです。

私にはつまらないのです。

ミュージックチャージという会費を払って参加する

お仲間内のライブイベントになっちゃってる。

ステージに立たず聴いているだけの私には

そこにいる理由が分からなくなります。

「是非来てください」と言っておきながら出演者だけで

盛り上がっている様なライブ。

ようは自分達が楽しければいいだけのライブ。

その店の常連さん企画のライブに多いように思います。

歌そのものに「感動」なんてありゃしない。

自分がいつか歌える様にまでなったら

あんなライブはやりたくないな。

で、行くライブが減りました。

そんな中、今年になってから二件の企画ライブに行って来ました。

共に企画のテーマが明確なもの。

所謂「ガチライブ」。

どれだけ「聴かせられるか」。

どれだけ「伝えられるか」。

どれだけ「心に届けられるか」。

どれだけ「心を揺さぶるか」。。

どれだけ「魂を振るわせるか」。

ギターが上手いとか

歌が上手いとかじゃない。

自分が聴いて欲しいことがどれだけ伝える事が出来るかの

真剣勝負の場がライブの「真髄」だと思う。

「感動」の無いライブはつまらない。

これはライブの企画者、主催者のそのライブに対する

「想い」がどれだけどこに有るかで決まる。

「想い」は「決意」に繋がり「覚悟」に行き着く。

つまんないライブをたくさんやるより

少なくてもよいので覚悟のガチライブをやって欲しい。

そんなライブなら高い料金でも全く構わない。

メジャーだろうがアマチュアだろうが関係ない。

そのミュージシャンがお金を払って態々聴きに

来てくれている人にどれだけ深く伝えられるか?

だと思う。

そんなライブなら

こちらも覚悟を持って聴きに行く。

つまらなかったら次は無いかも?

「本気は伝わる!」。

  ちょっと毒を吐きました。

でもこれは私の今の本音です。

  

    ではまた。