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離婚を選択しても子どもと笑顔になる方法

塾事業(トータルスクールウィーズ)や面会交流支援事業などを通して、主にひとり親家庭や再婚家庭に育つ子どもたちのケアをおこなっています。

2021/04/22   配信 ウィーズメルマガより

 

おはようございます。

相手が興味のないものや、まったく知らないことについて、どうしたら興味をもってもらえるかを考えると、とても難しいですよね。

私はこれまでゴルフにあまり興味がなく、何も知りませんでしたが、先日のマスターズは2日目にたまたまついていたテレビで中継を見てすっかりハマってしまい、最終日には自らリアルタイムで情報を確認していたのでした (笑)。

最終日に松山選手が池ポチャしてピンチを迎えたあたりでは、簡単なルールと、ボギーやバーディーの意味くらいはわかるようになっていました(それすら知らなかった……笑)

そして2、3日前までは、ゴルフについてなーんにもわからなかった私が、最終パットではなんと感動までしてしまったのです (笑) 。

 

静かな緊張感の中にそれぞれの選手のドラマも感じられ、もっとゴルフのことを知りたいなと思いました。

松山選手、ありがとうございました。

そして、おめでとうございます。

 

こんなふうに、興味がないものや全く知らなかったものに引き寄せてくれるのは、いつも「人」だなぁと思います。

人のちからって本当にすごいですよね。

 

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さて、朝から申し訳ないのですが、今から少々キタナい話をします。

もし朝ご飯中の方がいらっしゃったら、一旦朝ご飯を食べることに集中してください(笑) 。

親の離婚の問題が語られるとき、親の離婚の理由や面会交流をおこなうことなどの説明について「子どもがわかる言葉で説明してあげましょう」……みたいなことってよく言われますよね。

でも、子どもがわかる言葉で説明するって、具体的にどういうことでしょう?

 

私の息子は便秘体質です。

きっと親の私に似たのでしょうが、彼にとって便意は試練の訪れです。

お医者さんに通い、うんちをやわらかくするお薬ももらっているのですが、彼は便意をもよおすと肛門を閉めます( ;∀;)

肛門を閉めていったん便意がおさまるとうんちがかたくなるので、また出したくなくなる…という悪循環に陥ります。

『最終的に自分で出せているので、根気よく声掛けを続けましょう』とお医者さんには言われているのですが、これが難しい。

それこそ、子どもがわかる言葉で声掛けをしなければならないのですが……。

 

彼は便意をもよおしたときに「う〜」と言って体をよじり始めるので、一緒にトイレに行って、『おしりを閉めないよ!』と言うところから始まります。

でも「おしりを閉めないとはどういうことか?」がわからないですよね(笑)

それに、本人は必死で試練に立ち向かっているので、人の話は耳に入りません。

声をかけようものなら『ママ!あっち行って!!(怒)』と激怒されます(笑)

 

要するに「子どもがわかる言葉で説明」するには、言葉だけではなく年齢や状況、本人の気持ちなど、いろいろな要素を考える必要があるわけです。

本人以外がその子どもになることはできないので、難しいのは当たり前ですね。

日ごろから観察やコミュニケーションなど、できることを重ねていくほかありません。

 

さて、今、息子のうんち問題に一役買っているのが、例の「うんこドリル」シリーズです。

小さい子にもできる「シールでおけいこ」ドリルがあるので、一緒にやりながらうんちに親しみを持ってもらえるようにという思いを込めています。

というのも……。

あるとき息子が「こぉーんなうんちが出たんだよ!!」と言いながら両腕で顔を囲むように大きくマルを作ったのです(省)

私は即座に「そんなバカな!」と思ったのですが、ふと立ち止まり『あら?もしかしたらこれは、息子は本当にこぉーんなにでっかいうんちが自分から出てくる(きた)と思っているのかも!?』と考え直したのです。

それで、うんちが怖くないことや、みんながどうやってうんちをしているのかなど、動物やアニメ、ドリルのイラストを使って知っていくところから始めることにしたのでした。

まだまだ取り組みの途中ですが……(笑)

 

子どもたちにも自分で見たり感じたりしている景色があるし、まだまだ知らないこともたくさんありますよね。

子どもたちに大人が伝えることが、子どもたちの未来を変えていくことは確かなので、糧にできるものを良いタイミング、良い表現で伝えてあげられるように、私たちも頑張らなければいけませんね(^^)/