第3回の医療・看護・介護の連携のための連続講座が10月20日の夜開催されました。
夕方6:30という仕事帰りの時間にも関わらず、たくさんのケアマネジャーさん、看護師さん、ヘルパーさんがおいでいただきました。ありがとうございます。
今回は「ア歯科 江崎歯科医院」の院長江崎久美子先生に、「高齢者の口腔ケア」についてお話しいただきました。高齢になると唾液の分泌が少なくなり、歯磨きもうまくできなくなるために口の中の清潔を保つことが難しくなります。そのことが誤嚥性肺炎など様々な病気の原因になるのを防ぐため、介護者・看護者による口腔ケアの方法やそのための用具を紹介していただきました。
また後半は人間にとっての歯(噛み合せ)の大切さについてお話しいただきました。要介護5で施設で寝たきり状態だった高齢者が、入れ歯を入れることにより立ちあがって歩き始め、リハビリの結果要介護1まで生活機能が回復し、自宅に帰って逆に子どもの世話をできるまでに回復した症例など驚きの内容でした。
私もこれまで口腔ケアや噛み合せが大切なことは、漠然とは知っているつもりでしたが、こんなに重要なこととは初めて知りました。おそらくおいでいただいた皆さんも、ずいぶん勉強になったのではないかと思います。後片づけの時、皆さんの目から落ちたウロコガいっぱい落ちていました。
江崎先生ありがとうございました。またご協力いただいた歯科技工士の木内さん、コーディネーターの金森さんはじめスタッフの皆さんありがとうございました。
次回第4回は11月27日(土)「こじま桜医院」院長 小嶋信博医師に「インフルエンザのシーズンを向えて」と題してお話しいただきます。