厚生労働省、国の医療福祉の経費削減を理由に、来年度から介護保険は軽度者の切り捨てに向けて、介護保険制度が変わることなり、「知らない」では済まされない、重要な、介護保険の根本にかかわる、改正(改悪)が実施されようとしているのです。


  10月16日、1階サロンにてその介護保険の改正について勉強会をしました。テキストを読めば読むほどに複雑怪奇、「ボランティアで高齢者の介護にあたりましょう、それが一番安上がりです!」と、まあ

一言でいうと、こういうことです。

 そもそも、そのボランティアや地域のつながりが希薄になったからこそ、「社会的介護」という名のもとに介護保険制度が発足したのではなかっただろうか。まさに時代に逆行する制度改正である。


  介護保険が始まった当初は「走りながら制度を整えていく」という、なにもかも不備だらけ、矛盾だらけであったがなんとかかたちになってきていたが、経費が思いのほか掛かりそうだ、ということになり、こんどは、根本理念も置き去りに、国民の思いも無視して、ただ、お役人の机上の空論で制度や法律がかえられていく。国民、庶民はいつでも政治の歪の受け皿でしかない。


 では、私たちは何をするべきか。

利用者に良いサービスを提供するしかないし、それが一番の柱である。いつの世も、人が社会を作っているのであるし、人が社会を変えていくものだ。人があって、社会がある。政治がある。国がある。

 そんなことを考えながら、勉強会を終えました。


いつか、素晴らしい人たちで、社会に影響を及ぼすような組織になりましょう。一つ、二つと皆で作っていきましょう。                                                  志岐 記


                      
                   介護保険改正勉強会の模様