最近、すごく感じたことがあります。

それは「鍛えればできる」「自分を信じる」ということについてです。


 五年前にがんで声をなくしたスタッフがいます。がんとわかった時は本当に心配しました。

難しいときいている手術の時は、命だけは助かってほしいと、願ったのですが、それがなんともうあれから5年経ちました。


そして、術後、会社に復帰したときは声が出ず、筆談や身振り手振りでしかコミュニケーションがとれなかったのです。今は、少し苦しそうなときもありますが、会話として十分に力強い声が出るようになりました。あと一息で、電話でのやり取りもできるようになると、想像できます。

申し訳ないことですが私は、術後、「わざわざ苦しい息で声を出そうとせずに、便利な機械がたくさんあるのだから、そういうものをどんどん利用していけばよいのに」と思っていました。でも、そうしていたら、いまでも会話はできずにいたと思います。


だから、人間って、強く希望を持って自分を信じ、鍛えることが大事なのですね。ほんとうに、学ばせていただきました。


車いすや電動ベッドもよくよく考えて導入しないといけないですね。返って体の機能を弱めることになりますから。「妻が車いすを使わせてくれなくて、妻のことをすごく恨んだ」と言っておられた方が、すっかり歩けて車の運転もできるようになって「鬼のように思っていた妻に感謝している」と、笑顔でおっしゃいました。


もちろん、ケースバイケースであり、すべてにあてはまることではないと思います。

 

だけれども、人間には「火事場のバカ力」ってあるように、ほんとうは潜在的に素晴らしい能力が隠されているのではないのかしら、ってーーー能力とはないと思えばないし、あると思えばある、そういうものではないかしらって感じる次第、、、だから、私も今、ボイストレーニングを受けているんですが、、、

教えてくれている先生のような声が出るかもしれない!

ああ、ひょっとして歌手になれるかも?  楽しい妄想が続くのであります

            
      あったかい手新聞-手作り人形、等身大です。かわいいでしょ。  音譜等身大のお人形をつくってもらいました。

「高齢者外出介助の会」さんで、お人形作りの教室を開いていたので頼んでみたのです。

そもそも、介護の研修に使うつもりだったのですが、次回の老人ホーム慰問で出演してもらうことになりました。ほんとに、何を思いつくやら。彼女を踊らせるつもりです。