中村祐介 オフィシャルブログ 「中村祐介のユーマネーダイアリー」 Powered by Ameba
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生ホッピーも飲めるモツ焼き「カミヤ」人形町本店へ。



中央区随一の下町、人形町。その人形町交差点のすぐそばにあるのが「カミヤ」人形町本店だ。

飲み屋が好きな人は知っているかもしれないが「カミヤ」とは、上野、新橋、新宿などいろいろな場所にあるモツ焼き屋だ。人形町のこの店舗は本店ということだけあり、地元民だけではなく毎晩酒好きでにぎわっている。

細長い店舗で、入り口付近にはまずカウンターがある。カウンターが空いていればそこに。奥にはテーブルもあるが、そこも満席でもあきらめてはいけない。2階は座敷になっており、そこに入ることもできる。何人かで連れ添っていく場合は、最初から座敷狙いでもいいが、やはりカウンターに座りたいので早い時間に行くのがオススメだ。



この店でうれしいのは、生ホッピーが飲めること。突き出しの漬物とあわせてまずは喉を潤す。写真ではビールのグラスだが中身は生ホッピー。



ホッピーを飲みながらモツ焼きを注文するのだが、ここは単品だと5本ずつ。それではたくさんの種類が食べれないので、いつも頼むのは10本の盛り合わせだ。タレと塩が選べるので悩ましいが、タレにした。素材を味わうというよりは、甘くしっかりとした味のタレがたっぷりのモツ焼きの方がこの店には似合う。



もう一ついつも必ず頼むのは「レバ刺し」だ。「にんにく醤油」がたっぷりとかかったレバ刺しが登場する。カミヤはモツ焼きは炭火でじっくりと焼いてくれるのだが、それ以外のメニューは驚くほど早く出るのでうれしい。プリプリとした食感のレバ刺しは臭みはないのに、濃厚でくせになる味だ。

ここのモツ焼きは5本セットで375円と格安。少し串が短いのだが、それでも食べ応えがあるのであっという間におなか一杯になる。1人で行くのではなく、2人くらいで軽く飲みに行くというのがオススメかもしれない。最後にポイントカードに判子を押してもらってお会計。1000円ごとに1ポイントずつ溜まっていくのだが、10ポイントで好きなドリンク1杯と交換してもらえる。コスパがよすぎるため、なかなかポイントが溜まらないのが残念か?


カミヤ 人形町本店
住所:東京都中央区日本橋人形町3-7-14 カミヤビル 1F~2F
TEL:03-3661-9873
営業時間:17:00~22:30
定休日:日曜、祝日

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誰もがただ酔っ払える店「笹新」を訪れる。



なんどか前を通りかかり、店を覗くが、満員で入れない店。その一つが日本橋人形町にある「笹新」だ。人形町から明治座までをつなぐ甘酒横丁のちょうど真ん中あたりに位置する大衆居酒屋。

何度か覗いて満員だから、と諦めていたが、この日は「奥が空いてるよ」と店員に教えてもらい入ることができた。店内は厨房を囲む形でぐるりとカウンターがあり、その後ろにテーブルがある。広くはない店内はサラリーマンでいっぱいだ。僕は空いていると教えられたカウンターに腰を下ろす。



壁のメニューと、カウンターに並べられている料理を見ながら選ぶ。



ビールと共にまず選んだのは「鶏団子」(620円)。カウンターに置かれていた土鍋に入っているものを温めなおして出してくれた。20時ごろと遅い時間ではなかったのだが、これが最後の1杯。

こういう雰囲気の中では周りの人の注文が気になってしまう。周りの声に興味をそそられて注文した「上州ねぎ」(525円)はしっかりと焼かれ、中がとろとろ。これはうまかった。実はこのときに隣に居合わせたのは、テレビでよく見かける人だった。だが、そんな人でも気兼ねなく酔っ払える雰囲気がこの店にはある。


笹新
住所:東京都中央区日本橋人形町2-20-3
TEL:03-3668-2456
営業時間:17:00~22:30

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新橋「大露路」で300円の味を堪能する。



新橋といえば、言わずと知れたサラリーマンのメッカ。ニュー新橋ビルを越えると小さな居酒屋が集まっているエリアが広がる。その中の細い路地にあるのが「大露路」だ。新橋の名物居酒屋の一つだが、初めて訪れる人は驚くかもしれない。

ガラガラと扉を開けると、すでに店内はぎゅうぎゅう。なんとか、テーブルの隙間に空席を見つけることができた。僕の後に1組のカップルがやってきたのだが、サラリーマンたちがそれぞれ相席している様子を見てか、女性の方が「違う店にしたい」と訴え入店にはいたらなかった。居酒屋デートは定番だが、ここは不向きだ。

ここで値段が書いているのは飲み物のメニューのみ。食べ物はすべて300円なのだ。何を食べようかと考えながら、まずはトマトハイを頼む。トマトハイは大路地の定番なのでみんなが飲んでいた。

アルコールで一息ついて、ようやく食べ物を選ぶ。300円だからと頼みすぎるのはよくない。なぜなら安価にも関わらず量が多いのだ。





トマトハイと同じく、定番メニューとして知られているのがこちらの「ハムフライ」。こんなに分厚い。なつかしいソースが分厚いハムと相性がよく、うまい。ちなみにアツアツで出てくるので一口目は要注意だ。



巨大な「ハンペン照り焼き」。驚くほどふわふわで食感が楽しい。大根おろしとからしをお好みで乗せながら食べると酒がすすむ。

新橋の名物居酒屋は楽しい。6人座るのがやっとというテーブルに相席で座り、肩が触れ合う距離でそれぞれ飲むという大露路スタイル。ひとりでふらりと訪れて、トマトハイとハムカツ、そして焼きそばでも食べれば満腹だし、900円しかかからない。


大露路
住所:東京都港区新橋3-10-6
TEL:03-3431-0708
営業時間:16:00~23:00

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なぜその名前? ナポリという名のおでん屋にナポリ感はなかった。


気温も下がり、雨も降っていたある日。
こんな日は温まるものを食べたいと向かったのは、日本橋人形町にあるおでん屋「ナポリ」。ナポリという名前だが、店構えからはイタリアはまるで感じられない。暖簾を見ると「ナポリ」という店名の上におでんのマークがありちょっとかわいい。というか、パスタでもピッツアでもなく、なぜおでんでナポリなのだ……?

その理由は店主にあった。もともと商社で働いていたご主人はドイツに駐在しており、当時ナポリをよく訪れており大好きなんだという。なるほど、わかりやすい。



暖簾をくぐってみるが、店内からももちろんナポリらしさは感じられない。それが味だと思えるのは、このお店の不思議さだ。



遅い時間ではなかったが、店内はにぎわっており、おでんも種類が少なくなっていた。そこで、店員さんと一緒に鍋を覗き込み相談しながら選ぶ。こちらは定番メニューが並ぶ1品盛り(600円)。本来なら5品ということだが、売り切れた具があったからか、100円のおでんが6種類盛られていた。

おでんのメニューはそれぞれ値段が違う。盛り合わせで様子をみつつ、単品で追加することにした。

昆布、こんにゃく(それぞれ100円)、ウィンナー(メニューではウィンナー巻となっていたが今日はただのウィンナーのようだ/250円)、つぶ貝(300円)を追加する。どれも優しい味で身体が温まった。



メニューを見て気になったのが「しめさばのかぶら漬け」(400円)。テーブルに置かれてすぐに箸をつけようとすると「冷やしすぎて凍っちゃったので、ちょっと待ってから食べてください」と。わかりました、と返事させてしまうおでん屋ナポリの不思議。

店内では店主のお父さんが接客をするわけでもなく、おでんを食べながらテレビを見ていた。そして客は店を出るときにお父さんに挨拶をしていく。なんとも下町らしい光景だった。


ナポリ
住所:東京都中央区日本橋富沢町4-2
電話:03-5614-9392
営業時間:17:00-23:00

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上野「大統領」のもつ焼きとホッピー



上野の、アメ横にある「大統領」。昭和25年に創業し、アメ横にガード下酒場の文化を生み出したお店といわれる人気店だ。開店は朝10時なのだが、朝から晩までにぎわっている。

僕が行ったのは平日の8時すぎ。すでに満席で5分程度待ってから席に着くことができた。店内や2階席もあるが、通されたのはほとんど道。店の前にテーブルや椅子が並べられ空の下でみんな飲んでいる。



まずはホッピーの白(450円)。ジョッキにも「上野 大統領」と書いてあるのがちょっとうれしい。





「もつ焼き盛り合わせ」(450円)はそれぞれタレと塩で頼んでみた。店員さんに部位を尋ねるも「どこだろう?」とはっきりしない。だが、それを許せるのが大統領の雰囲気かもしれない。隣の席では3人組の男性が、会社員だろう、アニメとライトノベルの話で大盛り上がりしていた。本当に楽しげに話しているのをみて、ちょっとだけうらやましくなる。



ホッピーの中身をお代わりし、次は名物の「大統領特製煮込み」(420円)。創業当時から変わらないという馬モツの煮込みだ。あっさりとしていて食べやすい。

秋風に吹かれながら飲んでいると、酔いが回らないような気がしてくる。だんだんと冷えていくモツ焼きも、それはそれでいいものかもしれない。


大統領
住所:東京都台東区上野6-10-14
TEL:03-3832-5622
営業時間:10:00~24:00

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