私は30年以上生きてきました
昔から、人の行動を見て
「どうしてこんなことをしたの?」
と思うことがよくありました。
自分の頭で説明がつかない行動をされると、
その人に対して強い不安や恐怖を感じてしまうのです![]()
20歳くらいまでの私は、ずっと
「なんで?なんで?」
と考えていました。
そして、説明がつかない人とはできるだけ関わらないようにしていました。
友人関係も、いわゆる狭くて深く。
今振り返ると、私は人を見るときに
**「心のものさし」**を使っていたのだと思います。
そのものさしで測れる人だけと付き合っていた。
でも、そのものさしは
10センチくらいの、とても短いものさしでした。
社会人になると、そうはいきません。
自分には理解できない考え方の人とも、
一緒に仕事をしなければならない場面が増えました。
その中で、少しずつ気づいたことがあります。
世の中には、本当にいろんな考え方の人がいる。
私の価値観では説明できない行動をする人も、たくさんいる。
そうやって人と関わる中で、
私の心のものさしは
30センチくらいに伸びました。
さらに、お客さんとの関わりや、子育てを通して、
「人ってこんなふうにも考えるんだ」と知る機会が増えました。
気づけば、私のものさしは
5メートルくらいのメジャーになっていたと思います。
けれど、ある人だけは違いました。
どう考えても説明がつかない。
理解しようとしても、まったく測れない。
5メートルのメジャーを使っても、
その人の行動は、私の理解の範囲に収まりませんでした。
その話を、同じように関わったことのある人にすると
みんな「ああ…」と納得した顔をしていました。
きっと、人には
理解できる人と、どうしても理解できない人がいる。
そして私は、ようやく気づきました。
無理に理解しようとして、
自分の心をすり減らす必要はない。