日本人は英語の発音が悪いと言われています。英語の発音が悪いとはどういうことがというと、話す力が弱いことだと私は思います。日本の英語教育はスピーチよりもリスニング、リーディング、ライティングを重視するからです。頭で単語や文法を覚えることができてもそれを話すとなると途端に苦労してしまうのが、今の日本の現状ではないかと思います。私は学生の卒業旅行でオーストラリアへと行きましたが、そこでも自分の英語の発音が全く通じませんでした。高校、大学と英語はそれなりに勉強してきていたのでとてもショックだったことを覚えています。また最近では小学校から英語を勉強するという流れになってきましたが、それでも英語に触れる時期が遅いのではないかと思っています。事実、幼い頃から英語に親しんでいれば、英語の習得も早く、英語の発音もいいということがわかっています。さらに、これが根本的な日本人の英語の発音が悪い原因だと私は思いますが、人と議論するという機会が少なすぎます。日本人は和を持って尊しとなす文化ですから、元々スピーチや議論が苦手です。こういった部分から変えていくことが重要なのではないでしょうか。