ヴァージン・スーサイズ
私は最近ある作品に心を奪われました。「ヴァージン・スーサイズ」(1999年)監督・脚本 ソフィア・コッポラキャスト キルスティン・ダンスト、ハンナ・ホール・・・etc1970年代のミシガン州が舞台。リスボン家にはテレーズ、メアリー、ボニー、ラックス、セシリアという美しい5人姉妹がいて近隣の少年たちの憧れの存在。しかしある日、末っ子のセシリアが手首を切ってしまう。一命をとりとめたセシリアだったが、家に戻ってから数日もしないうちに、2階から身を投げて外の柵に刺さり、死んでしまう。簡単なあらすじですが、見てわかるように「なんか重たそう」というのが第一印象で、気になってはいたものの、ずっと観るのを避けてました。たまたま実家のDTVでこの作品が出てきて、鬱エンドを覚悟し鑑賞に至ったところ・・・始まってから3分くらいで釘付けになってしまい、自殺という重いテーマがあるにも関わらず、思春期の少女達のキラキラとした儚げな可愛さ、その少女達に憧れる少年達の行動や会話が学生時代を思い出させるような懐かしい気持ちになったりと重たいはずなのに、そうじゃない、ソフィア・コッポラの独特な世界観に私は心を奪われてしまいました。セリフは多くを語らずとも演出や表情で表現していたのもすごく良かった。10代の悩みは自身しか分からない。誰にも言うつもりもないし、言ったとしても分かってくれる筈がない。繊細な心は様々な抑圧により行き場を失う。あまりにも脆く、儚い姉妹達の死の美学でした。キルスティン・ダンストの若い頃美しさといったら・・・!あんなセクシーな10代でありたかったですね~