わたしの仕事柄、片道を1回と数えると、1年間に30回くらい飛行機に乗ります。

この生活を10年くらい続けていると、記憶に残る客室乗務員の方もいらっしゃいます。


しばらく前まで、少なくとも日系の航空会社の客室乗務員の方は、名札をつけていました。

名札を見ないわけではないのですが、客室乗務員の方で名前を覚えている方はほとんどいらっしゃいません。

ルッキズムはよくないのですが、びっくりするくらい美人で、お茶を頼むことすら何となく照れてしまったことがあり、その方は記憶しています。

いま、気づいたのですが、その人くらいしか名前を明確には覚えていないです。

張さんという方で、ANAの北京便、10年以上前のことです。

もう薄い記憶ですが、藤純子さんを少し、いや、かなりかな暗くしたような方でした。

 美人だった

ということが強烈に記憶されています。


別の時には、アップグレードされたビジネスクラスのシートのリクライニングが壊れたました。

この時、"私、何でも直しちゃうんですけど、これは無理です。"と言った方も印象に残っています。"こういう人の旦那さんは楽しいだろうな"と思いました。


ターキッシュ・エアラインズの陽気な男性乗務員も記憶に残っています。


今回、忘れることはない方に出会いました。


ユナイテッドエアライン。

間違いなくアメリカ人の方です。

白人、金髪、年齢は多分30代後半。

どこかで会ったことがあるような面影。


高瀬春奈さんを白人にしたような方。




↑高瀬春奈さん。


少しふくよかな方でした。


テキパキと乗務をこなされていたのですね。


離陸後の食事が終わり客室が暗くなったころ、喉が渇きました。

私は機内後部まで行き、


 "Red wine please."


私はびっくり。

というか、唖然。


彼女、小声で歌いながら、踊り出したのです。


 "Red Red wine 🎵 Red wine🎵"


私は知らない歌でした。


 "有名な歌?"

   "Yes. 古い歌。 知らないの?"

   "知らない。"

   "知らないの!? で、何の用?"

   "Red wine please."

   "もう一回歌うの?"

  

こういう人は大好きです。



多分、この曲です。


2024年5月11日、アテネからワシントンD.C. ダレス国際空港へのフライト、UA983便での出来事です。