私の娘が小学生の頃、仮面ライダーにハマりました。
私も時折、一緒に観ていました。
仮面ライダーは、シリーズ全体(1年間)を通した設定やストーリーはあるのですが、多くの場合、1話だけみてもそれなりに楽しめるのが良いところです。
娘がはまったシリーズは、仮面ライダーW。
初期のウルトラマンAのように2人で変身する設定でした。
1人は探偵。ハードボイルドを気取って失敗するタイプでした。松田優作さんの"探偵物語"風の衣装だったように記憶していたのですが、Wikipediaによるとハンフリー・ボガートの影響だったようです。
演じていたのは桐山漣さん。
もう1人が謎の少年フィリップ。演じていたのが菅田将暉さん。
「さあ、検索を始めよう」
と言って、脳内メモリ(かな?)から情報を見つけ出すのが常でした。
娘がフィリップのファンになり、写真集の発売イベントにまで行きました。菅田将暉さんと撮影したチェキがまだどこかにあるんじゃないかな?
菅田将暉さんのその後の大活躍は、皆さんご存知の通り。私には想像もつきませんでした。
と、前置きが長くなりましたが、この映画、おじさんにはちょっと....でした。
原作の漫画は未読。
表紙しか見ていませんが、菅田将暉さんの主役はそれなりに良く演じているのだと思います。
問題はミステリーのストーリー。
横溝正史が見え隠れするのですが、設定が令和の時代にあり得なさすぎる。
本格ミステリーを読んでいなかったり、昔の2時間ドラマを体験していない世代なら受け入れられるのでしょう。
2024年5月11日UA983便機内で鑑賞。