先に結論から言っちゃいますが、いばらきドリプラ大賞は、「新いばらきヒーロープロジェクト」の黒田昌樹君が受賞しました。

双子の兄、朋樹君がパートナーをつとめ、まさに二人が一体となって挑んだドリプラ

夏祭りやイベントの多いシーズンの最中に、限られた時間の中でよく頑張りました!!


すべては我が師 -ぼくの好きな先生-

先生 その894


ちなみにこの二人が、ドリプラに出るきっかけになったのは、昨年の出会いがきっかけでした。

兄朋樹君が、たまたま高速バスで隣に乗り合わせたのが、いばドリ実行委員であり、今年の世界大会のドリメンをつとめる白川エイトさん。

道中、エイトさんからドリプラの話を聞いたことがきっかけで、今年エントリーしてくれたのです。


っていうか、まさか身近なところに、文昭さんや西川順子さんのような人がいたとは!!
そんな些細なご縁から、人との繋がりが広がっていくもんですね。


つくば在住という、物理的な理由もあって、ボクは何度も彼らの個別支援会に行きました。

割と早い段階で、ストーリーや映像に着手したものの、思いが強すぎて「あれもこれも」と自分の未来の構想を過剰に説明してしまい、20分もの大作になっている!!

すなわち、彼らの支援会は「どこをカットしていくか?」という一点に尽きていったのです。


すでに「双嵐龍」として、様々なイベントでアクションパフォーマンスを見せてくれている実績を持っているだけに、これからの夢も無限大に広がっている彼ら。

それを全部語ろうとしても、制約時間は10分。しかも、動画の使用も、事業の説明もNG

でも、最終的にはすべての制約条件を守り、見事なプレゼンテーションを見せてくれました。


彼らのプレゼンの中に、ボクが好きなエピソードが一つ出てきます。

それは昌樹が、幼稚園の先生をしていた時の話。

「すみれ組」の担任だった彼は、預かっていた子供たちを「すみれんじゃー」と名付けて、みんなでアクションをつけながら、教育していたのです。


喧嘩をしちゃったとき、苦手なものを食べようとするとき、工作をして失敗したとき

「ヒーローならどうするか?」という観点から躾け、子供たちが自発的に「いいことをしよう」という気にさせるきっかけを作ってきたんですね。


子どもの頃から、この教えを受けてきたら、素直で正義感の強い子供が増えたら、世の中が明るく元気になることは間違いないです。

ヒーローは子供たちにとって、最上級のメンターってことですね。


すべては我が師 -ぼくの好きな先生-

打ち上げの席で、昌樹がこんなことを言ってくれました。


「自分でヒーローをやりながら、自分たちの夢を考えることから、遠ざかったいたような気がしました。

すみれんじゃーだった子供たちに恥ずかしくない、そんな生き方をしていきます」


幼稚園時代の自分を振り返って語ってくれるとき、昌樹は本当にうれしそうな顔をします。

「新いばらきヒーロープロジェクト」の中には、「ヒーロー幼稚園」の構想もあるので、これからがますます楽しみになってきますね(^-^)/