地元に住んでいる人間として、この話題に触れないわけにはいきませんね。
5月6日、茨城県内で起きた竜巻による被害は、つくば市の北条地区を中心に猛威を振るい、800戸以上の家屋に被害を与えました。
それだけではなく、中学生のお子さん1名の尊い命を奪い、多くの負傷者を出しています。
ご冥福をお祈りするとともに、この地域の方々の生活が、一刻も早く復活できることを願います。
先生 その805
北条の街には、ボクが15年前に出会った友人の実家があります。
何度か遊びに行ったこともあるので、今回の被害に遭っていないか心配でしたが、実家の建物もご家族も無事だったようで何よりです。
まこちゃんと呼んでいるこの友人、知り合ったのは今から約15年前、産婦人科の病室でした。
長男が生まれた時、おゆきちゃんと相部屋になったのが、まこちゃんの奥さんだったのです。
親になって初めて、子供たちが繋いでくれた友達だったんですね。
お互いの年齢もほぼ同年代、住んでいるところもすぐ近所ということで、家族ぐるみで仲良くなるまでには時間がかかりませんでした。
ちなみにお互いに第2子も同級生。
2家族で一緒にドライブ旅行に行ったことも、何度もありました。
やがて実家に戻った彼の家族を訪ねて、北条へも何度か遊びに行きました。
大池という桜の名所があったり、昔ながらの商店街があったり、美味しいお米の産地でもあります。
彼のお母さんも面倒見がいい人で、一緒にご飯をご馳走になったこともありました。
諸々の事情があって、まこちゃんは奥さんと離婚し、男手ひとつで娘二人を育てています。
しばらくお会いしていないけど、二人ともお父さんによく懐いている、優しいお嬢さんに成長しました。
今回の被害で、彼の実家は電気がまだ通っていないようですが、家もお母さんたちも無事と聞いて、正直ほっと胸をなでおろしています。
北条地区では、地元行政や自衛隊が中心になって、がれきの撤去や、ライフラインの復旧を行っていますが、まだ現場状況が混迷していて、なかなか進まないようです。
ボクも状況が気になりますが、今現場に行ったとしても、ただの野次馬にしかなれないので、行動するのは控えて、静観するしかありません。
本来なら、地元に近い人間として、もっと被害状況や今必要な支援の情報をシェアしたかったのですが、北条の街を愛した家族の話になっちゃいました。
まだ復旧もままならないようですが、ここもまた必ず甦る街になると信じて、自分の出番を待っています!!