先週から、茨城の配送センターに、2名のドライバーさんが入社してくれました。

茨城の運輸業界はどこも人手不足なようですが、お陰さまで今回もたくさんの方に応募していただき、充実した採用活動ができたと思います。

仲間が増えたわけですから、それなりにシゴトも充実させ、売上も充実させないと!!


先生 その727


話はいきなりですが、先週末は毎年恒例のトラック協会青年部の新年会に出席してきました。

最初のうちは、前から見知っている仲間としか喋らず、目立たぬようにしてきたボクですが、一昨年から会計の役を任され、そうも言ってられなくなりました。

そして、もう一人会計を一緒に務めてくれているのが、独身貴族のD先輩です。


帳簿の摺合せ等々で、お互いに事務所を行き来する機会が多くなり、新年会の二次会でも、そんな話題が出てきました。


「稲葉くんの会社の事務員さんたち、気が利くよねぇ」


「ありがとうございます。でも、Dさんのところの事務員さんも、いつも元気いいじゃないですか」


「あの女の人さぁ、オレの先輩なんだよ」


聴けば、彼の会社の事務員さんは、Dさんの中学時代の先輩。

当時はかなりイケイケのヤンキーで、Dさんは頭が上がらない存在だったとか。


ある日、その女性に呼び出され、こんな話を持ち込まれました。


「あたしさ、あんたの会社に就職するから」


当時、事務員さんが辞めてしまったらしく、人を募集しようと思っていたようですが、彼女はその噂を聴きつけて売り込みに来たようです。

でもいきなり「就職するから」って言われても、普通は面接とか手順を踏みますよね?


でも、心の優しいDさんは、「はい」としか言えず、面接なしの一発採用!!

きっと中学生のころは、文昭さんと師匠の田端さんのような関係だったんでしょうね(笑)


そこで終わってしまうと、ただの笑い話になってしまうのですが、このあとがすごい!!

彼女の明るさ、元気のよさ、そしてお客様への強引(笑)な話術のお陰で、売上がグングン上がっているんだそうです!!


「そこまでは求めてなかったんだけど、オレ自身がそういうの苦手だったからねぇ

おかげで、前より立場が弱くなっちゃったよ(笑)」


Dさん「弱くなっちゃった」と言いつつ、けっこう嬉しそうでした。

こういった採用方式、けっこう運送業界にはある話ですが、ちゃんと成果を出してるのがすごいですね。


もし今、就職に困っている人がいたら、どうぞ思い切って言ってみましょう

「明日から、あんたの会社に就職するから」

意外と一発採用されるかもしれませんぜ!!

まぁ、追い返されるかもしれませんが・・・。