お風呂を出た後、5人で合流し、先ほどのドリプラ談義の続きをしていると、水戸の仲間から、こーちゃんの携帯にSOSの電話がかかってきました。
プレゼンターの一人が、プレゼンの内容が白紙になってしまい、チャンスな状態になっていて、他の仲間の個別支援会に合流したいと言っている。
私たちだけじゃ不安だから、こーちゃんに来てもらえると助かるんだけど・・・。
先生 その663
いばドリのリーダーであり、実行委員長のこーちゃんは、とにかく「仲間を応援したい」という優しさと責任感に溢れている男です。
ただ、九十九里から水戸まで戻るのは慌ただしいし、すべてをこーちゃんに依存してほしくありません。
「こーちゃん、別に無理して行くことはないんじゃないの?」
正直言って、ボクは娘を連れていたし、自ら参加しようと言う気にはなりませんでした。
ところが、途中で寄ったラーメン屋さんで、Facebookで様子を確認すると、どうやら個別支援会が熱く盛り上がって、いい方向に収束しつつあると言うじゃないですか!!
その場にいる人たちの力で、プレゼンターの夢がかなりいいところまで進んだようです。
そんなクリーンヒットを打ってくれたのは、いばドリのムードメーカー、りかちゃんでした。
いつでもニコニコ笑顔の彼女は、誰にでも人懐っこい保育士さん。
職業柄なのか、人の話を聴くことが上手なので、どんな口下手な人でも、彼女の前では饒舌になっちゃうんじゃないかな?
普段は優しくて、どんなことにも肯定的な女の子ですが、言いたいこともハッキリと言ってくれます。
「・・・すみません、ちょっとブチ切れてもいいですか」
ここから、りかちゃんの本気のフィードバックがさく裂したようで、軸が定まらずフラフラしていたプレゼンターは、徐々に本音を語ってくれたそうです。
相手の話を聴いて、本気で答える為には、まず自分が本気で話を聴くことが大切です。
それが、厳しい答えになっていたとしても、本気で話を聴いてくれた人から言われたら、何かしら心に響いてくるはずです。
もうひとつ大事なのは、そこにいる人たちが作る雰囲気によって、自然に役割が生まれるということ。
仲間を信じていればこそ、奇跡は起こるんですね。
彼女の姿から、改めて信じることの大切さを感じました。