長男として育ってきたため、子供の頃は、お兄ちゃんやお姉ちゃんがいる友達がうらやましかったです。運よく結婚相手が末っ子だったため、結婚と同時に兄姉ともに増えたことは嬉しかったですねぇ。

ボクの長男・泰久も、ボクと同じ要望をもっていますが、アドバイスできるのはただ一つ。

「上に兄弟がいる女の子と結婚しなさい」


先生 その413


以前にも話したように、僕ら夫婦には兄が二人、姉が二人います。

たかシェフとして職場でも家庭でも、こだわりの料理を作り続ける職人気質の兄貴と、それを甲斐甲斐しくブログ で毎日更新してくれる姉さん。

そして、おっとりしているけどしっかりもののお姉さんと、18年間お姉さんを支え続けている(支えられ続けている)義理の兄さんがいます。


一番上の兄貴は、ボクよりも10歳年上。

初めて会った時は、ちょっとムスッとした感じだったので、正直言って怖いイメージがありました。

当時の兄貴は、曙太郎にそっくりだったんですあせる


二人に結婚の報告に行く時も、最初に会った時の印象があったので、おゆきちゃんの両親に会うよりも緊張していた記憶があります。

しかし、初対面の時とは別人のように、上機嫌でした。


「そうか、結婚するのか? お前さんがオレの弟になるのか? よろしく頼むわニコニコ


おゆきちゃんの両親も一緒の席だったのですが、オヤジさんと二人で仲良く酒を酌み交わして、ぼくたちのことを歓迎してくれました。

どうやら兄貴は、ただの人見知りだったようですあせる


一度慣れてしまうと、兄貴はよくも悪くも飾らない態度で接してくれます。

最初の頃は、あまりにも無防備で傍若無人な態度に、「イラッ」ときたこともありましたが、悪気はない人なので、注意をすると改めてくれます。

ただ、悪気が無さすぎて、ハラハラする時もありますが・・・。


一度、兄夫婦とスーパー銭湯に遊びに行った時、男湯には背中にビッシリお絵かきをされた集団が入ってきたことがありました。

ところが兄貴はそれを見た途端、「佳正、チ○○ラの集団が来たから、そろそろ出るべ」と、大きな声で話しかけてくるのですあせる

ボクは聴こえなかったふりをしながら、そぉっと脱衣場に向かいました。

さすがに、真っ裸の状態で睨まれたくないですからねぇ・・・。

あの時の兄貴は、確信犯だったのか、天然だったのか、未だに分かりません。


強面で不器用な兄貴ですが、奥さんを大切にすることだけは、誰にもかなわないと思います。

以前にも話した通り、兄夫婦には子供ができませんでした。

まわりからのプレッシャーもあって、姉さんは相当悩んだ時期があったようですが、兄貴はそんな姉さんをいたわり、守り続けてきました。


「オレは、こいつがいねえと生きていけねぇんだよ」


照れもなく、本人を目の前にして僕らに宣言する兄貴。カッコよすぎます!!


ボクは恥ずかしさや照れが先に出て、他の人がいる前では、面と向かってそんな言葉は言えません。

でも、それって自分の奥さんに対して、失礼なことのように思うのです。

「ありがとう」はもちろんのこと、「愛してるよラブラブという言葉が、当たり前のように伝えられる。

兄貴のように、飾らずに素直な表現ができる男になりたいです。