その様子をあぐらをかいて見ていた支倉睦月は「喉詰まっても知らねぇぞ」と呆れながら彼女の頭をコツンと優しく叩いた
「俺、飲み物取ってくる」
支倉爽は立ち上がると、冷蔵庫を開けてお茶を注ぎだした
「はい、柳田さん」
「あっどうも」
それを私は受け取り、半分まで飲んだ
「…柳田さんって本当に美味しそうに食べるね」
すると、支倉爽がクスクスと笑い出した
「えっ?……ああ、スミマセン。母が亡くなって以来、こんなにも温かい食事をしたことがなかったもので…」
私は恥ずかしいあまり、俯いてしまった
きっと私の今の顔は真っ赤に違いない
私はそう思って顔を上げる事が出来なかった
「…また作ってやろうか?」
「……えっ?」
私はその言葉に驚いた
あまりの驚きに、私はつい顔を上げてしまった
気づいた時にはもう遅く、今更顔を伏せても不自然で失礼なので諦めた
「だから、また作ってやってもいいって言ってんだ」
そう言って支倉睦月はそっぽを向くが、よく見ると耳がほんのり赤くなっていた
……もしかしたら照れてるの?