前回のつづき
そういえば
移植当日に予定表をもらっていたんだった
どうせ最後まで辿り着ける筈はないんだしってことで
ちゃんと内容を見ていなかった
先に進んでしまったからには仕方がない
ちょっと確認してみるか
用紙には先々の日付と共に以下が印字されていた
■2週5日 胚移植当日
■4週3日 妊娠判定
■5週1日 超音波・ホルモン検査(自費)
胎嚢サイズ:5mm以上
■7週2日 超音波・ホルモン検査(自費)
胎児心拍数:110/分以上
※そろそろ紹介先の病院を探してください
■9週0日 卒業診察 超音波・ホルモン検査(自費)
胎児心拍数:160/分以上
胎児サイズ:15mm以上
そして最後に分娩予定日
いやここでもまたびっくり
『卒業』ってまたも公式の単語なのかよー
病院がそれ言っちゃうのかよー
なんの業なのそれー
それはそうと
うへえ
やっぱり見なきゃよかった
先を見てしまったら
目標ができてしまう
予定ができてしまう
期待が
生じてしまう
だから最後の予定日にはなるべく焦点を合わせないように
そっとファイルに綴じ直す
どうせそこまで辿り着ける筈は‥
ないのだから
さて判定日をクリアしてしまった後から次の診察前日まで
■BT13
体温36.66
チチが痛い
おりものがなくなった
眠い
■BT14
体温36.76
乳首が痛い
うんこが固い
■BT15
体温36.55
同上
■BT16
体温36.58
体調記録なし
【解説】
相変わらず低空飛行の高温がつづく
とはいえわたしにとっては立派な高温期
BT14では36.7℃台に突入していてビビる
こんなのめったにないもんね
やっぱり妊娠すると違うんだなーすげー
などと感心したところからの
翌日の通常運転であった
体調は変わらず無症状
ただ乳首だけが痛かった
とはいえこんなのはやはりこれまでの生理前となんら変わらない
唯一の膣錠もなくなってしまい
いよいよなんの変哲もない日常
ますます自分が妊娠しているなんて信じがたい
診察前日のBT16ともなると
どうせ明日で終わりだしなどと投げやりで
体調についてはなんの記録も残さなかった
この週から翌週にかけてわたしはなかなかに忙しく過ごした
野球の代表戦2試合と別途1試合を観戦
もちろんひとりで
いや違うか
ひとりじゃない
わたしは今妊娠していて
まだ胎児にすらなっていないとしても
もしかしたら
最初で最後かもしれない
一緒におでかけだよ
もし
もし世に出てくることがあるのなら
いつかまた一緒に
そんなことをほんの少しだけ思いながら
