前回のつづき


赤いぽつぽつを身に纏いつつ
hCGで継続率を調べてみたところ
80.1%
とのこと
‥実に微妙だ
これはもう決まりだろ!
と確信を得るには心もとないし
かといって
残念でした!解散!
となるには高すぎる

そういえば

移植当日に予定表をもらっていたんだった

どうせ最後まで辿り着ける筈はないんだしってことで

ちゃんと内容を見ていなかった

先に進んでしまったからには仕方がない

ちょっと確認してみるか


用紙には先々の日付と共に以下が印字されていた


■2週5日 胚移植当日

■4週3日 妊娠判定

■5週1日 超音波・ホルモン検査(自費)

                  胎嚢サイズ:5mm以上

■7週2日 超音波・ホルモン検査(自費)

                  胎児心拍数:110/分以上

                 ※そろそろ紹介先の病院を探してください

■9週0日 卒業診察 超音波・ホルモン検査(自費)

                  胎児心拍数:160/分以上

                  胎児サイズ:15mm以上


そして最後に分娩予定日


いやここでもまたびっくり

『卒業』ってまたも公式の単語なのかよー

病院がそれ言っちゃうのかよー

なんの業なのそれー


それはそうと

うへえ

やっぱり見なきゃよかった

先を見てしまったら

目標ができてしまう

予定ができてしまう

期待が

生じてしまう

だから最後の予定日にはなるべく焦点を合わせないように

そっとファイルに綴じ直す

どうせそこまで辿り着ける筈は‥

ないのだから


さて判定日をクリアしてしまった後から次の診察前日まで


■BT13

体温36.66

チチが痛い

おりものがなくなった

眠い

■BT14

体温36.76

乳首が痛い

うんこが固い

■BT15

体温36.55

同上

■BT16

体温36.58

体調記録なし


【解説】

相変わらず低空飛行の高温がつづく

とはいえわたしにとっては立派な高温期

BT14では36.7℃台に突入していてビビる

こんなのめったにないもんね

やっぱり妊娠すると違うんだなーすげー

などと感心したところからの

翌日の通常運転であった

体調は変わらず無症状

ただ乳首だけが痛かった

とはいえこんなのはやはりこれまでの生理前となんら変わらない

唯一の膣錠もなくなってしまい

いよいよなんの変哲もない日常

ますます自分が妊娠しているなんて信じがたい

診察前日のBT16ともなると

どうせ明日で終わりだしなどと投げやりで

体調についてはなんの記録も残さなかった


この週から翌週にかけてわたしはなかなかに忙しく過ごした

野球の代表戦2試合と別途1試合を観戦

もちろんひとりで

いや違うか

ひとりじゃない

わたしは今妊娠していて

まだ胎児にすらなっていないとしても

もしかしたら

最初で最後かもしれない

一緒におでかけだよ

もし

もし世に出てくることがあるのなら

いつかまた一緒に


そんなことをほんの少しだけ思いながら